製作年/公開日
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2007年 / 2007年09月29日
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製 作 国
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フランス / イギリス / チェコ
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監 督
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オリヴィエ・ダアン
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上 映 時 間
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140分
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公開時コピー
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そして「愛」は歌い継がれる |
愛を生きた世界の歌姫 涙と喝采の物語
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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マリオン・コティヤール [as エディット・ピアフ]
シルヴィー・テステュー [as モモーヌ]
パスカル・グレゴリー [as ルイ・バリエ]
エマニュエル・セニエ [as ティティーヌ]
ジャン=ポール・ルーヴ [as ルイ・ガション]
ジェラール・ドパルデュー [as ルイ・ルプレ]
クロチルド・クロ [as アネッタ]
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ジャン=ピエール・マルタンス [as マルセル・セルダン]
カトリーヌ・アレグレ [as ルイーズ]
マルク・バルベ [as レイモン・アッソ]
カロリーヌ・シロル [as マレーネ・デートリッヒ]
マノン・シュヴァリエ [as エディット・ピアフ(5歳)]
ポリーヌ・ビュルレ [as エディット・ピアフ(10歳)]
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あ ら す じ
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1915年、第一次世界大戦の戦火のパリにエディット・ジョヴァンナ・ガションは生まれた。路上で歌って日銭を稼いでいた母アネッタの元を離れ、エディットは祖母が経営する娼館に預けられたエディットは、ティティーヌら娼婦に可愛がられて育つ。しかし、幸せな時間は長続きせず、やがて兵役から戻った父に引き取られ、父の大道芸の傍らで歌を歌うようになる。
20歳になったエディットは、かつて母がやっていたように、パリのストーリーで歌った稼ぎで暮らしていた。そんな彼女が、名門クラブのオーナーであるルイ・ルプレの目に留まる。そして、彼のクラブで歌い始めたエディットは、ルイからピアフ(=雀)と名付けられる。こうして、エディット・ピアフの第一歩はスタートしたのだった。
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たぴおか的コメント
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とにかく時系列が支離滅裂で細切れに場面が変わるために、あたかも出来の悪いドキュメンタリーを観ているようで、盛り上がる間もなく終わってしまった。ストーリーの展開につれて、次第にキャラクターに自分の感情を移入させることで、自らを主人公に重ね合わせてこそ感動は生まれるもの。これほど細切れに場面を切り替えられたら、主人公に感情移入する暇もなく、従って共感することもできず、最後まで客観的な傍観者で終わってしまう。どのような効果を狙ってこうなったのかは知る由もないが、策を弄しすぎて完全に裏目に出てしまっている。奇をてらうことなく、あくまで正攻法で王道を行くべきだっただろう。エディット・ピアフの伝記としてはともかく、映画としては失敗作だと言わざるを得ない。また、この作品ではなぜか割愛されてしまった重要なエピソードが、彼女の生涯には多数あることを付記しておきたい。ちなみに、エディットを演じたのは『プロヴァンスの贈りもの』でラッセル・クロウの相手役を務めたマリオン・コティヤールなのだが、そのことはエンド・クレジットを観るまではまったく気づかなかった。
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