製作年/公開日
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2007年 / 2007年10月13日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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ピーター・バーグ
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上 映 時 間
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110分
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公開時コピー
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<9.11>
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あの日以降、今も続く見えない敵との終わらない戦い
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もっとも危険な領域に FBIスペシャリストが潜入する
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ジェイミー・フォックス [as ロナルド・フルーリー]
クリス・クーパー [as グラント・サイクス]
ジェニファー・ガーナー [as ジャネット・メイズ]
ジェイソン・ベイトマン [as アダム・レビット]
アシュラフ・バルフム [as アル・ガージー大佐]
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アリ・スリマン [as ハイサム軍曹]
ジェレミー・ピヴェン [as デーモン・シュミット米大使館主席公使]
ダニー・ヒューストン [as ギデオン・ヤング司法長官]
リチャード・ジェンキンス [as ロバート・グレイスFBI長官]
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あ ら す じ
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サウジアラビアの首都リヤドの外国人居住区で、突如自爆テロが勃発する。アルカイダのアブ・ハムザが首謀者と推察され、FBI捜査官のフルーリーは現地捜査を志願するが、穏便な解決を望むアメリカ・サウジの両国に却下されてしまう。しかし、独自の手段で中米サウジ大使に直接交渉した結果、捜査期間は5日間、常に現地警察官が同行するという条件付きで許可を得た。
フルーリーは、法医学調査官のメイズ、爆発物専門家のサイクス、情報分析官のレビットと共にサウジに降り立つ。彼らを待ち受けていたのは、サウジ政府による拒絶と徹底した監視だった。しかし、彼らと同じ志の現地警察官アル・ガージーの捜査協力によって、次第に事件の真相へと近づいていくのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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オスカーも受賞した主演のジェイミー・フォックスだが、こういう役柄を演じさせると、どうしてもデンゼル・ワシントンのイメージにダブって仕方ない(笑)。作品はFBI捜査官のフルーリーを通して、アメリカとアルカイダとの今なお続く因縁の戦いが描かれている。前半は地味に静かに展開するが、クライマックスは派手な銃撃戦となり、なぜか戦闘は専門外のFBI捜査官たちがド派手な立ち回りを演じるのには、少々違和感を覚えた。サウジの現地警官を演じたアシュラフ・バルフムの存在感ある演技が見事で、彼がJ・フォックスと並んで主役と言ってもいいほどだ。そして最も印象に残ったのは、フルーリーがジャネット囁いた言葉と、テロの首魁アブ・ハムザが死に際に少女に囁いた言葉の符合だ。その言葉を聞くと、互いの血を流す争いがいかに無駄であり、何の根本的な解決をもたらさないことがわかるはず。にもかかわらず、現実にはアメリカとアルカイダの間の争いには終止符が打たれることなく続けられている。国として、集団としての矜恃、そんな無益な理由から互いの血を流すような愚行をやめることができない。やはり、人間とは愚かな生き物である側面から逃れることができないようだ。
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