評 価
File No.
0600
製作年 / 公開日
2007年 / 2007年10月27日
製 作 国
アメリカ / イギリス
監 督
マシュー・ヴォーン
上 映 時 間
128分
公開時コピー
追いかけよう、世界の果てまでも・・・
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
クレア・デインズ
[as イヴェイン]
チャーリー・コックス
[as トリスタン]
シエナ・ミラー
[as ヴィクトリア]
リッキー・ジャーヴェイス
[as ファーディ]
ジェイソン・フレミング
[as プイライマス]
マーク・ストロング
[as セプティマス]
ルパート・エヴェレット
[as セカンダス]
ピーター・オトゥール
[as ストームホールド王]
サラ・アレキサンダー
[as エンピューザ]
メラニー・ヒル
ジョアンナ・スキャンラン
[as モルモ]
ケイト・マゴワン
[as 奴隷の女性(ウナ)]
デヴィッド・ケリー
ナサニエル・パーカー
[as ダンスタン]
ベン・バーンズ
[as ダンスタン(青年時代)]
ヘンリー・カヴィル
[as ハンフリー]
デヴィッド・ウィリアムズ
[as セクスタス]
マーク・ヒープ
[as テルティウス]
マーク・ウィリアムズ
[as ビリー]
ミシェル・ファイファー
[as ラミア]
ロバート・デ・ニーロ
[as キュアプテン・シェイクスピア]
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あ ら す じ
18歳の青年
トリスタン
が住むイングランドのウォール村には、決して越えてはならない壁があった。ある夜、トリスタンは村一番の美女で憧れの
ヴィクトリア
を誘い出し、2人でシャンペンをあけていたその時、流れ星が強烈な光を放ちながら壁の向こう側に落ちた。トリスタンは、自らの愛の証に落ちた星を取ってくるとヴィクトリアに約束し、壁を越えていくのだった。
トリスタンは、壁の向こう側・魔法の国ストームホールドで、流れ星が落ちたあたりに倒れている女性
イヴェイン
を発見する。落ちてきた流れ星とは彼女そのものだったのだ。その頃のストームホールドの城では、
ストームホールド王
が瀕死の状態に陥ったために王子らによる継承争いが起きていた。そして、王位を継ぐための鍵となるルビーを、あろうことかイヴェインが身につけていたのだ。
一方では、
ラミア
、
エンピューザ
、
モルモ
ら魔女の三姉妹は、彼女らに永遠の若さをもたらすという流れ星の心臓を手に入れようと企てていた。こうして、イヴェインと彼女を追うラミアや王子たちの争いに、トリスタンは否応なく巻き込まれていくのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
今までずっとハズれ続けていた試写会に当選して、公開より一足先に観ることになった作品。ちなみに、試写会で観るのはなんと『ダイナソー』以来だ。結構楽しみにしていたのだが、期待に応えて余りあるくらい楽しい作品だった。128分という尺もあっという間に過ぎ、もっと長い間このファンタジーの世界に浸っていたいとさえ思った。
クレア・デインズは正直言ってあまり好きな女優ではなかったのだが、この作品では全く気にならず、チャーリー・コックスの演じるトリスタンが実に爽やか。そして、ミシェル・ファイファーとロバート・デ・ニーロという大御所が脇を固めるとあれば、キャスティングは申し分ない。ミシェル・ファイファーは邪悪な魔女ラミアが実にはまり役で、彼女の存在はこの作品に欠かすことができない。そして一方のデ・ニーロは強面の悪役かと思いきや、実はコミカルで優しい海賊のキャプテンというのも面白い。『ハリポタ』『ナルニア』『エラゴン』のいずれも今ひとつ物足りない気がしていたが、この作品がその不満に見事に応えてくれたという感じだ。是非もう一度劇場で観てみようと思う。久しぶりに老若男女を問わずにオススメできる秀作。