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File No.0602
】
製作年/公開日
2007年 / 2007年10月27日
製 作 国
日 本
監 督
井坂 聡
上 映 時 間
124分
公開時コピー
「今」この幸せを、生きていく
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
役所 広司
[as 藤山幸弘]
今井 美樹
[as 藤山美和子]
塩谷 瞬
[as 藤山俊介]
南沢 奈央
[as 藤山はるか]
井川 遙
[as 青木悦子]
高橋 克実
[as 佐久間清]
白井 晃
[as 松井医師]
小市 慢太郎
[as 若泉]
久遠 さやか
[as 野口]
益岡 徹
[as 城山]
手塚 理美
[as 福岡美穂]
笹野 高史
[as 高木春雄]
伊武 雅刀
[as 今野]
岸部 一徳
[as 藤山幸一]
あ ら す じ
妻
美和子
と
俊介
・
はるか
の2人の子供との幸せな家庭を築き、仕事でも一大プロジェクトを抱えて公私ともに満ち足りた生活を送っていた
藤山幸弘
は、医師の
松井
から末期の肺癌を宣告される。彼は残された半年の時間を、延命治療をせずに人生を全うすることを決意した。
幸弘は大学生の俊介にだけは事実を話し、美和子とはるかには事実を伏せていた。そして、今までに出会ってきた人達と直接会って、自分なりの別れを告げて回る。そして、絶縁していた兄
幸一
には、親からの遺産のうち、自分の分を現金で妻に遺してやりたいと頼むのだった。しかし、ある日彼は会社で倒れてしまい、駆けつけた美和子に病名を知られてしまう。思い悩んだ末に、美和子は延命治療を受けないという夫のすべてを受け入れることを決意し、幸弘もまた会社を辞めて妻や子供たちと生きる道を選択する・・・・。
たぴおか的コメント
役所広司と、久しぶりに見る今井美樹の演技が光る作品。今井美樹が大学生の息子を持つ母親を演じる年齢になったとは、時間のたつのは早いものだ。この作品の原作はあのおニャン子の仕掛け人・秋元康とあって、観ようか観るまいか迷ったのだが・・・・・観てみると、やはりどうしても粗が見えてしまう。すべてがあまりに綺麗過ぎるため、現実感に欠けているのだ。多感な女子高校生の娘や、大学生の息子がいる家族4人があれほどわだかまりも何もなく仲がいいなど、現実には考えられない。また、美和子のように何一つ欠点がないような妻もあり得なければ、それほどの妻を持ち、何一つ妻に不満がないにもかかわらず俗に言う「浮気」をする幸弘には、同じ男性として反感を覚えずにはいられない。美和子の「もし生まれ変わっても私にプロポーズしてくれますか?」の台詞には、不覚にも目頭が熱くなってしまったが。