【
File No.0605
】
製作年/公開日
2007年 / 2007年10月20日
製 作 国
日 本
監 督
松尾 スズキ
上 映 時 間
118分
公開時コピー
わたしは ここ で 生まれ変わるのだ
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
内田 有紀
[as 佐倉明日香]
宮藤 官九郎
[as 鉄雄]
蒼井 優
[as ミキ]
りょう
[as 江口]
中村 優子
[as 栗田]
高橋 真唯
[as サエ]
馬渕 英俚可
[as チリチリ]
塚本 晋也
[as 元旦那]
妻夫木 聡
[as コモノ]
大竹 しのぶ
[as 西野]
あ ら す じ
28歳のフリーライター
佐倉明日香
は、ある日目が覚めると見覚えのない白い部屋でベッドに拘束されていた。見るからに冷淡そうな看護師
江口
の説明によると、そこは精神科の女子閉鎖病棟の中にある通称クワイエットルームと呼ばれる保護室とのことだが、彼女にはそこに至るまでの記憶が全くなかった。そして、退院するには担当医と保護者=同棲相手の
焼畑鉄雄
の双方から同意を得なければならなかった。
自殺の危険がないと判断された明日香は、クワイエットルームから解放される。そして、食べたくても食べられない
ミキ
や、元AV女優で過食症の
西野
らと知り合いうち解けていく。特に西野は、明日香にタバコやテレホンカードを売ってくれるなど、親切に接してくれた。ところが、次の面会の時に訪れたのは鉄雄ではなく、彼の子分の
コモノ
だった。そして、コモノが鉄雄から託された明日香宛の手紙を、明日香の部屋をあさった西野に見つけられてしまい、しかも他の患者たちがいる前で声に出して読まれてしまう・・・・・。
たぴおか的コメント
原作・脚本・監督が松尾スズキというのは気になったのだが、久しぶりの内田有紀の主演作とあって期待してしまった。結論を言うと、そんなに悪くない、結構面白いと思った。今が旬の蒼井優や妻夫木聡、『妖怪大戦争』以来注目している高橋真唯、相変わらず軟弱なキャラの宮藤官九郎、他人の監督作品に頻繁に顔を出す塚本晋也、相変わらずキツそうなキャラのりょう、そして大ベテランの大竹しのぶと、キャストは豪華だ。そして、その豪華なキャストが、どいつもこいつも一癖も二癖もありそうな個性的なキャラクターになりっきっている。中でも大竹しのぶが演じる西野が強烈だ。おかげで、肝心の内田有紀が霞んでしまいそうな勢いだが、そこは彼女のひときわ目立つルックスが助けてくれているようだ。でも、できればタバコをふかし酒浸りみたいなキャラクターは、彼女のイメージが壊れる気がしてあまり観たくはなかったが(笑)。