製作年/公開日
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2006年 / 2007年11月10日
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製 作 国
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アメリカ / ドイツ
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監 督
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トッド・ロビンソン
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上 映 時 間
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107分
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公開時コピー
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アメリカ犯罪史上、最も悪辣な連続殺人犯 : 動機は孤独 |
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これは実話
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ジョン・トラヴォルタ [as エルマー・C・ロビンソン]
ジェームズ・ガンドルフィーニ [as チャールズ・ヒルダーブランド]
ジャレッド・レトー [as レイモンド・フェルナンデス]
サルマ・ハエック [as マーサ・ベック]
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スコット・カーン [as ライリー]
アリス・クリーグ [as ジャネット・ロング]
ローラ・ダーン [as レネ・フォーディー]
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あ ら す じ
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1940年代。レイモンド・フェルナンデスは、夫が戦死した未亡人や未婚の中年女性から財産を騙し取る結婚詐欺師だった。彼はある日、新たなターゲットのマーサ・ベックに近づくが、彼女が裕福ではないと知った途端ホテルに置き去りにして次の標的へと向かった。しかし、そこで失敗し窮地に陥ったレイをマーサが救ったことから、2人は強い絆で結ばれる洋になる。
ある日、若い女性の自殺死体が発見される。現場からは遺書が見つかったが、解剖の結果妊娠していた事が判明する。妻を自殺で失ったエルマー・C・ロビンソン刑事は、事件の裏に犯罪の臭いを感じ取り、相棒のチャールズ・ヒルダーブランド刑事と共に捜査を開始する。自殺した女性に妻を重ね合わせ、妻への償いの気持ちから、再び第一線へと復帰する決意をしたのだった。
一方、マーサはレイの妹と偽って彼の詐欺に荷担していたが、レイに対する執着心やレイが誘惑する女性への嫉妬が次第にエスカレートしていき、ついには標的の女性を手にかけてしまう。以来2人は、女性の財産のみならず命まで奪うという残虐な犯罪を繰り返すようになっていった。そんな2人に対し、徐々にエルマーの捜査の手が伸びていくのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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アメリカに実在した殺人鬼のカップル、レイマー&マーサをモデルにした作品で、監督及び脚本を勤めるトッド・ロビンソンは、その名前からまさかとは思ったが、主人公のエルマー・C・ロビンソン刑事の実孫らしい。見終えた後に釈然としない気持ちにさせられる作品で、結局は妻を失ったエルマーの苦悩と再起を描きたかったのか、それとも殺人に手を染めて以来堕ちるところまで堕ちていくレイとマーサを描きたかったのか、焦点が定まらなかったことが理由だろう。また、作品を観ただけでは、マーサがレイを愛していたからではなく、ただ単に都合のいいレイを利用していたに過ぎないようにも感じられるのは、この作品の解釈の根底を覆してしまうほどの影響があるだけに致命的だ。何の予備知識もなくこの作品を観たならば、マーサの言動のモチベーションに私は愛情以外の打算的な何かを感じてしまう。
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