File No.0616
製作年/公開日 2007年 / 2007年11月10日 製  作  国 アメリカ
監      督 D・J・カルーソー 上 映 時 間 104分
公開時コピー  リセット不能の覗き見ゲーム
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 シャイア・ラブーフ [as ケール]
 キャリー=アン・モス [as ジュリー]
 デヴィッド・モース [as ミスター・ターナー]
 サラ・ローマー [as アシュリー]
 アーロン・ヨー [as ロニー]
あ ら す じ  最愛の父親を事故で亡くしたケールは、学校で教師を殴るという暴力沙汰を起こしてしまう。裁判所からは3ヶ月の自宅謹慎処分を言い渡され、半径30メートルを越えると警察へ通報されるという監視システムを足首に取り付けられてしまう。退廃的な生活を送るケールは、業を煮やした母親のジュリーからゲームやテレビをすべて禁じられてしまい、退屈しのぎに双眼鏡で近所の覗き見を始める。
 窓の外に見える光景に熱中しだしたケールは、隣に引っ越してきた美少女のアシュリーと親しくなり、親友のロニーも交えた3人は覗き見ゲームにのめり込んでいった。そんなある日、ケールの部屋に遊びに来ていたアシュリーが、裏手の家で血だらけのゴミ袋を引きずるターナーを目撃してしまう。ちょうどその頃、付近では赤毛の女性が行方不明になる事件が連続しており、事件の容疑者の車がターナーの乗る車と同じであることに気づいていたケールは、それまで軽い気持ちで抱いていたターナーへの疑惑を強めるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  決してつまらなくはないし、退屈することもない作品なのだが、それでいて今ひとつ物足りない思いがした。上映時間の半ばが過ぎてからやっと核心に迫るのだが、それまでの前置きが長すぎる。そうでもしなければ、下手をする1時間以内に収まってしまうような内容だから、仕方がないと言えば仕方ないのだが。そして、予告編を観た限りでは、もっと大がかりな組織犯罪を目撃することを想像させられるため、いくら主人公のケールが見るからに頼りないとはいえ、相手はひとりで味方は複数なのだからという安心感を持ってしまったのも残念。主演のは『トランスフォーマー』で一躍有名になったシャイア・ラブーフだが、彼のようなキャラクターだと演じられる役柄の幅は狭いだろうなぁ、などと余計な心配をしてしまう。母親のジュリーを演じたのは、「もしかして?」と思ってエンド・クレジットを観たら、やはり『マトリックス』のキャリー=アン・モスだった。少し太ったようだが、その方が人間味があって好感が持てる。