File No.0625
製作年/公開日 2007年 / 2007年11月23日 製  作  国 日  本
監      督 成島 出 上 映 時 間 131分
公開時コピー  日本滅亡まで48時間。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 大沢 たかお [as 西崎優二]
 竹内 結子 [as 有沢慶子]
 玉木 宏 [as 落合信一郎]
 吉田 栄作 [as 佐伯昭彦]
 袴田 吉彦 [as 冬木利光]
 大森 南朋 [as 斉藤健介]
 石黒 賢 [as 宮田忠夫]
 坂本 爽 [as 青木誠]
 金子 さやか [as チヘ]
 波岡 一喜 [as 平田俊夫]
 佐原 弘起 [as 西崎優]
 藤 竜也 [as 渡良瀬隆文]
あ ら す じ  戦場カメラマンの西崎優二は、目の前で子供が爆死するのを目撃して以来心に深い傷を負い、さらには妻を病で失ってしまう。ひとり息子のを東京に住む妻の妹有沢慶子に託し、山中でひとり星空を撮影する毎日を送っていた。
 ある日、いつものように星空を撮影しようとした時に轟音とともに空を横切る赤い光を目撃した西崎は、思わずシャッターを切る。その頃、内閣総理大臣渡良瀬隆文に、米軍のステルス戦闘機・通称“ミッドナイトイーグル”が北アルプスで消息を絶ったという極秘情報がもたらされる。渡良瀬首相は国家安全保障会議を緊急招集し、自衛隊の特別部隊を編成して機体回収へと向かわせる。
 西崎の後輩で新聞社の松本支社に勤務する落合信一郎が西崎を訪ねてくる。西崎が撮影した赤い光の写真に強く興味を持った落合は、強引に西崎を誘い赤い光の正体をスクープするために北アルプスへ向かった。そこは自衛隊の部隊と謎の工作員とが銃撃戦を繰り広げる戦場と化しており、西崎たちはひとり生き残った自衛隊員の佐伯昭彦から、驚くべき真相を明かされるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  掲示板を見るとかなり酷評されているようだが、言うほど悪い出来でもないと思う。確かに、設定は曖昧で適当な感じは否めないし、ご都合主義的な展開なのも事実。そもそも、敵役として登場する「工作員」とは何なのか、ただ「工作員」というだけで何の説明もない。どこの国がどういう目的で送り込んだ工作員なのか、作品中では全く触れられていないため、何の説得力もない絵空事で終わってしまっている。また、機密兵器とも言うべきステルスにいとも簡単に工作員が細工ができるなど現実にはあり得ないし、自衛隊をいとも簡単に全滅させた工作員の銃弾がなぜか西崎と落合には全く命中しないのもあり得ない。総理を筆頭に危機管理に当たる面々には緊張感が全く感じられないし、ステルス搭載の核爆弾が爆発したことで日本が被爆することはあっても、それが原因で他国と戦争になるという総理の言葉には説得力が全くない・・・・・とこうして列挙してみると、やはりこの作品はダメなのかな?(笑)ただ、細部の不合理にはすべて目をつぶって観れば、尺も決して長いとは感じないし、そこそこ楽しめるような気はする。