【File No.0635】

製作年／公開日 2007年 ／ 2007年12月08日 製　　作　　国 日　　本 監　　　　　　督 猪股　隆一 上　映　時　間 124分 公開時コピー 　守りたい ただ、それだけだった。 最初に観たメディア 　Theater 　Television 　Video キ　ャ　ス　ト 　船越　英一郎 ［as 石川優一］ 　松本　明子 ［as 長谷川冴子］ 　広田　亮平 ［as 石川亮太］ 　佐々木　麻緒 ［as 石川彩］ 　高島　政伸 ［as 安田啓一］ 　小林　麻央 ［as 関根博美］ 　小野　武彦 ［as 小島忠夫］ 　宇津井　健 ［as 石川優造］ あ　ら　す　じ 　亮太と彩の兄妹は、母・幸子を亡くして父の石川優一、祖父の優造の4人で新潟県の山古志村で暮らしていた。一家のところへは、時々長岡市から美容院を営む幸子の妹冴子が食事の世話などをしてくれていた。ある日亮太と彩は、段ボール箱に入れて捨てられていた子犬と出会う。子犬を不憫に思った亮太と彩は、祖父の優造を味方につけ、犬嫌いな優一に子犬を飼うことを認めさせた。こうして家族の一員となった子犬はマリと名付けられ、やがて成長して三匹の子犬を産んだ。 　2004年10月23日、新潟県中越地震が発生する。仕事で村を離れていた優一と、学校に残っていた亮太は難を逃れたが、家にいた彩と優造が倒壊した家屋の下敷きになってしまった。そんな2人を救ったのはマリだった。マリは救助にやってきた自衛隊員の安田らを誘導し、優造と彩は無事瓦礫のしたから救出されたのだ。しかし、人命救助を優先させるヘリにマリたちを乗せるわけにはいかず、ヘリはマリと三匹の子犬を残して山古志村を飛び立って行くのだった。 たぴおか的コメント 　地元最寄りの某シネコンで、12月10日公開作で他には観たい作品がなかったためこの作品を観に行った。そんなきっかけだが、思ったよりも悪くなかった。震災の悲惨さがテーマではないとはいえ、残酷なシーンを使用することなくちゃんとその点も描かれている。また、登場人物がいい人ばかりで、村人がこぞって亮太と彩の兄妹、それにマリと子犬を応援するなど、いかにもハート・ウォーミングな作りになっている。そういう意味では、子供連れの家族やお年寄りにとっては最適な作品だろう。心なしか、劇場に来ていた客の年齢層も高めだったような気がする。