File No.0641
製作年/公開日 2006年 / 2007年12月01日 製  作  国 フランス / イタリア / ロ シ ア
監      督 オタール・イオセリアーニ 上 映 時 間 121分
公開時コピー  人生を、ちょっとひと休み。。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 セヴラン・ブランシェ [as ヴァンサン]
 ミシェル・ピッコリ [as ヴァンサンの母]
 オタール・イオセリアーニ [as アルノー]
 ジャン・ドゥーシェ [as 法務執行官の父]
リリ・ラヴィーナ [as マチルド]
アルベール・マンディ [as アフリカ人の大臣]
ヤニック・カルパンティエ [as バケツ男]
ドゥニ・ランベール [as ジェジェ]
ジャサント・ジャケ [as バルバラ]
マニュ・ド・ショヴィニ [as 司祭ヨハン]
ミュリエル・モッテ [as 愛人]
ムナ・ンディヤエ [as デルフィーヌ]
あ ら す じ  大臣のヴァンサンは、アフリカの某国との有効のための園遊会に出席したり、記念章を授けるため村の牧場へ出かけたりと、大忙しの毎日を送っていた。ところがある日、不当解雇をめぐって民衆のデモが起こり、原因となる発言をしたヴァンサンは辞職させられてしまう。早速後任の大臣が庁舎にやってきて、追い出された格好でヴァンサンは官邸に戻ったところ、一緒に住んでいた愛人は自分の身の回りの物と共に消え去っていた。ヴァンサンはバッグひとつを抱えて官邸を立ち去るのだった。
 ヴァンサンは別れた元妻のもとを訪れるが、見事に追い出されてしまう。そして、を頼ると、母は昔住んでいたアパートの鍵と当座のお金を渡してくれる。ところが、アパートを訪れると、そこはアフリカ人たちに不法占拠されていたのだった。そして、やむなくアパートを出たヴァンサンの頭上から、汚物まみれの液体が降ってくる。スタートから波瀾万丈を予想させる人生の休暇を、ヴァンサンはこれから一体どうやって過ごしていくのだろうか・・・・・?
たぴおか的コメント  実はこの作品、最初は観るつもりは全くなく、劇場で予告編を観て興味が湧いたために急遽予定を変更して観たのだが・・・・・不覚にも最後の30分は完全に意識を失ってしまった。もちろんそうなったのには理由があって、まずはあまりにも淡々と抑揚なく場面が展開すること、次には劇場が少々涼し過ぎたために脱いだジャケットを毛布代わりに羽織っていたら、ちょうどぬくぬくして心地よくなり過ぎてしまったこと。そして、最も大きな理由は、登場人物の相関関係が全く掴めなかったことだ。劇中の台詞にもあるとおり、主人公のヴァンさんに女友達が多いため、どの女性が彼とどういう関係にあったのかが把握しきれずに、理解しようと努力することに疲れ果ててしまったのだ。治りかけていたフランス映画アレルギーが再発しそうだ。従って、これ以上具体的な感想を述べることもできないわけだが、悪しからず。ただ、作品の名誉のために付け加えるならば、評価を星5個にしたとはいっても意識を失わずに最後まで観ていれば、決して面白くない作品ではないと思う。さすがにもう一度劇場で観る気にはなれないので、DVDがリリースされたら再度観直して評価してみたい。