評     価  

 
       
File No. 0642  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年12月08日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジェームズ・ガン  
       
上 映 時 間   96分  
       
公開時コピー   彼ら(スリザー)の侵略は、“口”から始まった。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ネイサン・フィリオン [as ビル・パーディ]
エリザベス・バンクス [as スターラ・グラント]
マイケル・ルーカー [as グラント・グラント]
グレッグ・ヘンリー [as ジャック・マクレディ]
ブレンダ・ジェームズ [as ブレンダ・ガティーレッツ]
タニア・ソルニア [as カイリー・ストラトマイヤー]
ハイグ・サザーランド [as トレヴァー]
ジェニファー・コッピング [as マーガレット]
ジェナ・フィッシャー [as シェルビー]
ロレーナ・ゲイル [as ジェニーン]<
 
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あ ら す じ    アメリカ南西部のとある町で鹿狩りの前夜祭が行われる前日に、謎の生命体が潜む隕石が落下する。警察署長のビル・パーディの幼馴染みスターラは、今は町の有力者であるグラントと結婚生活を送っていた。しかし、その夜些細なことでスターラとグラントは喧嘩してしまい、グラントはスターラを残してひとり出かけてしまう。
 バーに立ち寄ったグラントは、そこで昔の女友達のブレンダに会い意気投合する。そして、二人の思い出の森を訪れた時、奇妙な物体を発見する。そして、その物体から何かが飛び出すと、それはグラントの体に突き刺さり瞬く間に体内に侵入してしまう。そして、その日を境に町では奇妙な出来事が多発するのだった。町中のペットが消え、ブレンダを筆頭に行方不明者が続出するのだった。
 グラントの体にも異変が起こり始める。醜い腫れ物ができ、以前とは人が変わったような言動をとるようになった。不安に思ったスターラは、グラントがいつの間にか鍵を付けて封印したドアを壊し、中に入って愕然とした。そこには消失したペットの死体や、おびただしい肉片が散乱していた。身の危険を感じたスターラはビルに連絡して助けを求めるが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    改めて考えてみると、なぜこの作品を観たいと思ったのか、その理由がまったく思い出せない(笑)。中身は明らかにB級ホラーなのだが、「怖さ」という点では今ひとつインパクトに欠けるうえに、特に目新しく感じるような点も見受けられない。ストーリーが実に素直で、次の展開が簡単に読めてしまうのはマイナス点だ。ただ、「気色悪さ」という点では、最近観た作品の中では群を抜いているのは確か。タコかイカをモチーフにしたと思われるスリザーの親玉のデザインは醜悪の一言に尽きる。
 そして、スリザーの子供(?)がまた、オタマジャクシかナマズかわからないが、大量に蠢く様がさらに気色悪い。それに反して、ヒロインのスターラを演じたエリザベス・バンクスは、久しぶりに見る典型的な正統派の美人で、こんなB級ホラーに出演するのはもったいないように思えるほどだ。もしかしたら、この作品を観たいと思った理由は彼女のルックスにあったのかもしれない(笑)。ただ残念なのは、彼女ほどの美人だと最後はきっと助かるはずだという根拠のない安心感があって、今ひとつ生きるか死ぬかというスリルに欠けてしまったことだ。