評     価  

 
       
File No. 0646  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年12月22日  
       
製  作  国   フランス  
       
監      督   ジャン=クロード・ブリソー  
       
上 映 時 間   100分  
       
公開時コピー   オーディション・・・それは、芸術の追究か、それとも個人の欲望か  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ [as フランソワ]
マルーシア・デュブルイユ [as シャーロット]
リーズ・ベリンク [as ジュリー]
マリー・アラン [as ステファニー]
ソフィー・ボネ [as フランソワの妻]
ジャンヌ・セラール [as フランソワの祖母]
 
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あ ら す じ    映画監督のフランソワは、「タブーと歓びについて」というテーマの新作映画の準備に取りかかっていた。最も演じるのが難しいシーンのカメラテストを行う主義のフランソワは、オーディションを受けに来た女優たちに、カメラの前での自慰行為を要求する。
 フランソワのそんな常識外れで破廉恥な要求に対して、呆然とする者や怒って出て行く者が続出する中、最初の合格者はカフェで出会ったジュリーだった。彼女は、フランソワに積極的に自分を売り込み、彼の前で二度も自慰行為をしてみせたのだった。
 2人目の合格者はシャーロット。彼女は、フランソワを夕食に誘い、高級レストランで彼に命じられて自慰行為を行った。そして、3人目のシャーロットは、生まれて初めての自慰行為を彼の目の前で披露したのだった。こうして、フランソワは3人の意にかなう女優を獲得し、映画の成功を確信するのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ジャン=クロード・ブリソー監督は、前作『ひめごと』のオーディションで、4人の女性からセクハラで訴えられ、1年の執行猶予と多額の賠償金を払っているらしい。まさにその実話を映画化したようなこの『はじらい』だが、いくつか意味のわからない描写があったため、観終えた後消化不良のような気分に陥った。随所に現れる黒いドレスを着た2人の女性は一体何者なのか?忽然と現れては消えてしまうから、生身の人間でないことは確かなのだが、だったらかつてフランソワに恨みを抱いて死んでいった女性幽霊なのか?そして、ラストでフランソワを襲った暴漢は一体何者なのか?ステファニーの恋人とその仲間なのかとは思うのだが、彼は確か警察官だったはずだから違う気もするし。