評     価  

 
       
File No. 0647  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年12月22日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   デヴィッド・L・カニンガム  
       
上 映 時 間   99分  
       
公開時コピー   時を飛びこえ、世界をまもるしるしを探せ!  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   アレクサンダー・ルドウィグ [as ウィル・スタントン]
クリストファー・エクルストン [as ライダー]
イアン・マクシェーン [as メリーマン・ライオン]
フランセス・コンロイ [as ミス・グレイソン]
アメリア・ワーナー [as マギー・バーネス]
グレゴリー・スミス [as マックス・スタントン]
 
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あ ら す じ    父の仕事の都合でイングランドに越してきたスタントン一家。その幸せな家庭で6番目の息子としてごく普通に育ったウィルは、14歳の誕生日に妹からもらったプレゼントのお返しの買い物を買った帰りに、2人の警備員から万引きの疑いをかけられる。個室に連れて行かれたウィルは、警備員から「しるしを渡せ」と迫られるが、何のことかさっぱりわからない。すると、警備員は魔物に姿を変えてウィルに襲いかかってくる。ウィルは必死でその場から逃げしたのだった。
 クリスマスの夜、スタントン一家はミス・グレイソンからクリスマス・パーティに招かれる。暇を持てあましてひとり外へ出たウィルは、馬に乗った謎の男から追い回される。そして、助けに来たミス・グレイソンやメリーマン・ライオンから驚くべき話を聞かされる。ウィルを追っていた騎乗の男は<闇>のライダーで、世界を闇の力で支配しようと目論んでいること。ミス・グレイソンたちは<闇>の力から世界を守る<光>の者で、ウィルもその一員であること。<闇>の力に対抗するには、かつて6つの“しるし”に分けられて異なる時代に隠された光の力が必要であること。そして、ウィルはただひとりその光の6つのしるしを見つけることができる、しるしをさがす者“シーカー”であることだった。こうして、自分にそんな重要な役割があることに半信半疑であったウィルだが、ひとつ、またひとつと“しるし”を見つけていく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    決してB級ではなく、また季節柄も今にピッタリであるにもかかわらず、あまりに告知が不足しているためか公開後に初めて存在を知った作品。ストーリーは、善=<光>と悪=<闇>の戦いに普通の少年が巻き込まれていくという、決して斬新な展開ではないのだが、この種のファンタジーにはそうそう大きなハズレはないようで、この作品も尺が短いこともあって、ファンタジーの世界に連れて行かれて時間も忘れ、あっという間に終わってしまった感がある。ただ、残念なのはいまひとつこぢんまりとまとまりすぎていて、スケール感に欠けていること。敵はライダーと魔女しか登場せず、魔女はその力を発揮することもなく呆気ないほど簡単にお役ご免になってしまうし。メジャー(FOX)の配給作品にもかかわらず完全な単館上映となったのも、もしかしたらそのあたりに原因があるのかもしれない。