製作年/公開日
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2006年 / 2007年11月03日
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製 作 国
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フランス / ベルギー / イギリス
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監 督
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パスカル・フェラン
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上 映 時 間
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168分
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公開時コピー
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性は賜物、無限の慰め。 枯渇した生命の泉がよみがえる。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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マリナ・ハンズ [as コンスタンス・チャタレー]
ジャン=ルイ・クロック [as パーキン]
イボリット・ジラルド [as クリフォード・チャタレー]
エレーヌ・アレクサンドリディス [as ボルトン夫人]
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エレーヌ・フィリエール [as ヒルダ]
ベルナール・ヴェルレー
サヴァ・ロロフ
ジャン=バティスト・モンタギュ
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あ ら す じ
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第1次大戦の数年後、イギリス中部炭鉱地帯のとある村で暮らす、結婚4年目を迎えたクリフォード・チャタレー卿と妻のコンスタンス。クリフオードが戦争から下半身不随になって戻って以来、夫の身の回りの世話と時折の夜会、そして召使いを手伝って家事をこなすだけの毎日を送るコンスタンスは、次第に若く溌剌とした生気を失っていった。そんなコンスタンスを見かねた姉のヒルダは、妹の負担を減らすために住み込みの看護人を雇うことをクリフォードに勧める。こうしてボルトン夫人が雇われて、コンスタンスの生活に変化が訪れる。
コンスタンスを気遣うボルトン夫人は、彼女に守へ散歩に出かけるように促し、猟番の小屋で大工仕事をしているパーキンに出会う。最初は無愛想でコンスタンスを冷たくあしらったパーキンも、次に彼女が小屋に訪れた時には頼んだのに断られた屋の合い鍵も渡してくれる。こうして、コンスタンスは毎日のように小屋に出かけるようになる。
コンスタンスと猟番のパーキンは、互いに心の中に深い孤独を抱えていたが、2人で過ごす時間を重ねるうちに、ごく自然に愛し合うようになった。しかし、コンスタンスがヒルダと共に1ヶ月の旅行に出かけている間に、パーキンにある事件が起こっていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
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この手のいわゆる「過激な性表現」の作品を劇場で観たことはなく、たまたま地元のシネコンで上映していたために観てしまったのだが・・・・・とにかく尺が長いのには驚いた。上映されていたバージョンがディレクターズ・カットのロングバージョンで、3時間近い長さだとは全く予期していなかったのだ。ただ、それも終わってみての話で、上映中は尺の長さなど全く気にならなかったから、つまらない掃いて捨てるような作品ではないということだろう。性表現が過激だなどとは思えず、むしろ主人公のコンスタンスとパーキンの2人の愛は肉欲などではなく純愛だとしか思えない。そう思える理由の一因として、美しい自然の森の景色というバックがあることは間違いない。それに、新婚早々夫が下半身不随では、周囲には家もなく誰に会うこともないという毎日を送っていれば、他の男性と関係を結んでしまうのは必然的な流れなのかもしれない。とにかく、スクリーンからは「猥褻」というイメージは少しも受けず、純粋なラブ・ストーリーだとしか受け取れなかった、そんな作品だった。
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