File No.0657
製作年/公開日 2007年 / 2008年01月12日 製  作  国 日  本
監      督 羽住 英一郎 上 映 時 間 108分
公開時コピー  この冬は《雪猿》たちがアツくする!!
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 瑛太 [as 城山銀]
 田中 麗奈 [as 綾瀬七海]
 玉山 鉄二 [as 小鳩祐治]
 青木 崇高 [as 神沼次郎]
 佐藤 江梨子 [as 北原エリカ]
 田中 要次 [as 伊川一彦]
 杉本 哲太 [as 宮部智明]
 國村 隼 [as 瀬戸雅之]
あ ら す じ  モーグルの町桃山町。城山銀小嶋祐治神沼次郎の3人組は“雪山の何でも屋”と称して、ゲレンデの客を相手にぼったくり商売をしたり、当たり屋をしたりとやりたい放題だった。ある日、町の名物・雪の教会で挙式を挙げるため、綾瀬七海が東京から訪れる。スキー好きの婚約者と違って雪を見るのも初めての彼女は、ゲレンデでも転んでばかりだった。雪山で一儲けを狙う銀は、窪地に落ちていた彼女を助けたのをきっかけに、スキーのコーチを頼まれる。
 銀は3日後に控えた結婚式までに、七海を教会のスロープから新郎と手を取り合って滑れるようにする、と断言し、その日から祐治や次郎とは別行動をとるようになった。しかし、いよいよ明日は七海の結婚式という時、3人の悪戯のために名物の雪の教会が全壊状態になってしまう。町の人々は大あわてで、早速新郎の実家へ詫びの連絡を入れるが、先方からは意外な言葉が返ってくる。明日結婚する予定だった新郎は、半年前に事故で亡くなっていたのだ。そして、一方の七海は山へ出かけたまま行方がわからなくなっていた。雲行きが怪しい中、銀はひとり山へ七海を捜しに向かうのだが・・・・・。
たぴおか的コメント  だいたい予想通りの内容で、「失敗した」とも思わないが、かと言ってとりたてて面白いという作品でもない。そのうえヒロインが田中麗奈とは、鑑賞意欲を失ってしまいそうだった。ただ、映像だけ観ていれば、いきなり冒頭で3人がヴァージン・スノーを舞い上げながら滑走するシーンなど、結構迫力があって観応えはある。しかし、なぜ銀と杉本哲太扮する宮部があれほど対立しているのかなど、説明不足な箇所が見受けられるし、祐治が過去を苦悩する描写は中途半端過ぎて、むしろ割愛した方がいい。いわゆる“雪猿”たちが何をやってもお咎めなしというのはあり得ないし、公共の建造物(雪の教会)を破壊したとなると、悪戯を通り越して器物損壊罪というれっきとした刑法上の犯罪行為だ。また、七海がなぜ婚約者が亡くなったにもかかわらず結婚式を予約して、しかも滑れないスキーを式に取り入れるまでしたかとなると、これはもう何の説明もなくて理解不能としか言いようがない。シネマイレージカードのポイントを使い、無料で観たのがせめてもの救いだったかも。