評     価  

 
       
File No. 0659  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年01月19日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   北村 拓司  
       
上 映 時 間   109分  
       
公開時コピー   誰でも一度は死にたがる・・・・・なんとなく  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   市原 隼人 [as 山本陽介]
関 めぐみ [as 雪崎絵理]
浅利 陽介 [as 渡辺]
三浦 春馬 [as 能登]
野波 麻帆
板尾 創路
 
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あ ら す じ    平凡な高校生山本陽介は、ある日高級和牛霜降り肉を万引きした帰り道に、女子高生雪崎絵理に出会う。陽介は何をするでもなく佇む絵理に声をかけると、彼女から返ってきた言葉は「帰らないと死ぬよ」だった。そして、間もなくあたりに雪がちらつき始めたかと思うと、遙か上空からひとつの影が降下してきた。
 現れたのは、チェーソーを抱えた大男だった。あわてふためく陽介を尻目に、絵理は投げナイフで男と戦い始める。そして、彼女のナイフが男の心臓に見事命中するが、男は元来た空へと飛んで消えてしまった。しかし、陽介の心には「彼女を守って死ぬチャンスだ」という妙な気持ちの高揚があった。それは、バイクで死んだ親友能登に置いてきぼりにされたような喪失感を埋めるものだったのだ。
 翌日から陽介は、渋る絵理を押し切って、彼女の戦い手伝うことになった。そして、毎日のように繰り広げられる不死身のチェーンソー男との戦いを通して、次第に陽介と絵理の距離は縮まっていき、チェーンソー男もだんだん弱くなっていると絵理は言う。ところが、ある日陽介は札幌に引っ越すことになってしまう。そして、絵理にそれを告げた日を境に、チェーンソー男の威力が急激に増大していくのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    市原隼人を観るのは『陰陽師II』、『虹の女神』以来三度目となるが、初めて彼を俳優と認めてもいいと思った。今までの2作を観た限りでは、お世辞にも演技が上手いとは言えなかったから。また、今まであまりいい印象のなかった関めぐみも、この作品の彼女は悪くなかった。中身は、「不死身のチェーンソー男」と字にした時点で、現実離れしたあり得ない設定であることは明白なのだが、これが観てみると結構面白いし、なぜかすんなりとその馬鹿馬鹿しい設定も自然に受け入れられる。そして、作品中で板尾創路扮する教師の「今のガキは頭がいい。反抗しても変わらないことを知っている」という台詞が、妙に説得力があって印象に残っている。ただ、高校生の喫煙を推奨するかのような喫煙シーンだけは絶対にいただけない。