評     価  

 
       
File No. 0662  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年01月19日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ティム・バートン  
       
上 映 時 間   117分  
       
公開時コピー   いらっしゃいませ。
そして、永遠にさようなら。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ジョニー・デップ [as スウィーニー・トッド]
ヘレナ・ボナム=カーター [as ミセス・ラベット]
アラン・リックマン [as ターピン判事]
ティモシー・スポール [as バムフォード]
サシャ・バロン・コーエン [as ピレリ]
エドワード・サンダース [as トビー]
ジェイミー・キャンベル・バウアー [as アンソニー]
ローラ・ミシェル・ケリー [as リーシー]
ジェイン・ウィスナー [as ジョアナ]
 
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あ ら す じ    19世紀のロンドン。スウィーニー・トッドと名を変えたベンジャミン・バーカーは、ターピン判事とその手下バムフォードへの復讐を胸に港に降り立った。ターピンは15年前、彼の妻ルーシーとと娘ジョアナを奪うために、彼に無実の罪を着せて追放したのだった。ロンドンに着いたスウィーニーは、昔と同じミセス・ラベットの営むパイ店の2階に理髪店を開く。そして、ラベットから彼の妻はターピン判事に辱められて服毒し、娘はターピンの養女になったことを知らされる。
 ある日、ライバルの理髪師で派手好きなイタリア人ピレリがスウィーニーの正体を見破って脅しをかけてくる。スウィーニーは彼の喉を切り裂き殺害するが、死体の処理方法についてラベットは驚くべき提案をする。それは、人肉を詰めたパイを作って売るというものだった。こうしてミセス・ラベットのパイはすぐにロンドン中の話題となり、商売は大繁盛するのだった。
 一方、海でスウィーニーを助けた若い水兵アンソニーは、ジョアナを助け出して彼女と結婚すると言い出す。これを聞いたスウィーニーは、ターピンを誘い出すための一案を講じる。そんなスウィーニーに叶わぬ思いを寄せながら、パイで稼いだお金で二人の幸せな生活を築いていこうと夢見るミセス・ラベット。そんなミセス・ラベットのたったひとつの隠し事が、スウィーニーの復讐劇を思いも寄らぬ結末へと導いていく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    いやぁ〜、やっぱり期待に応えてくれるジョニー・デップ×ティム・バートンのタッグは凄い。ジョニーもインタビューで「ティムとの仕事は特別だ」みたいなことを言っていたが、その言葉通りだ。J・デップ初のミュージカルで、奥さんのバネッサ・パラディから歌を教わったという話を聞くが、なかなかどうして見事なもので、ふと『オペラ座の怪人』のファントム役を彼にやってみて欲しくなった。また、ヘレナ・ボナム=カーターを筆頭に共演者の歌も見事で、特にトビー役のエドワード・サンダース少年とジョアナ役のジェイン・ウィスナーの歌はプロ顔負けで驚かされた。スネイプ先生の歌まで聴けるとは予想外だったが、彼とジョニデのハーモニーが驚くほど綺麗でこれまた驚き。ただ、作品のジャンルがホラー・ミュージカルということで、流血シーンが少なくないのは血に弱い人にとってキビシイのではないだろうか。帰りがけに劇場を出た女性3人組が「しばらく肉を食べる気がしない」と話していたのも無理はないと思う。