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File No.0663
】
製作年/公開日
2007年 / 2008年01月19日
製 作 国
日 本
監 督
兼重 淳
上 映 時 間
94分
公開時コピー
死んでも、終わらない恋
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
仲 里依紗
[as 歌島千草]
林 遣都
[as 久野悠斗]
高橋 由真
[as 武藤白]
波瑠
[as 林田遊子]
奥村 知史
[as 加藤信二]
植松 孝行
[as 橘]
兼子 舜
[as 横田]
小野 まりえ
[as 大島]
霧島 れいか
[as 久野智子]
中山 祐一朗
[as 西一洋]
永山 菜々
[as 歌島千草(少女時代)]
飛田 光里
[as 久野悠斗(少年時代)]
堀部 圭亮
[as 久野武]
西田 尚美
[as 歌島実奈子]
あ ら す じ
“ちーちゃん“こと
歌島千草
と“モンちゃん”こと
久野悠斗
は幼馴染みで、高校でも同じクラスだった。母
智子
が家出し、酒で憂さを晴らす父
武
からは八つ当たりされるモンちゃんにとって、ちーちゃんの隣が唯一の安らげる場所だった。
弓道部に入ったモンちゃんは、たまたま居残りで掃除をしていた時に、皆の憧れる3年生の部長
武藤白
と話して以来、何かと武藤部長はモンちゃんに目をかけてくれるようになる。一方、怖い話が好きなちーちゃんは、入部したオカルト研究会の部室で学校に伝わる“七不思議”のノートを発見する。早速ちーちゃんは嫌がるモンちゃんを引っ張って、七不思議巡りを始めるのだった。
ノートに書かれた七不思議とは、どの学校にもありそうな六つの不思議と、それらすべてを体験した者だけに願いを叶えてくれる“聞き耳桜”の七つだった。七不思議を巡りながらも、2人の周囲には不思議な出来事が相次ぎ、やがてそれらはちーちゃんにある事実を突きつけることになるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント
『バッテリー』では心を閉ざした孤高の天才少年、といったキャラを演じた林遣都君が、今度はフツーの高校生を演じているのだが、これが意外に上手かった。また、仲里依紗もちょっと鈴木杏にイメージがダブる気がするが、なかなか可愛いちーちゃんを演じてくれていて良かった。しかし、だ。所詮二番煎じなのだ。ここからはネタバレになるが、ちーちゃんは『シックス・センス』のマルコムだったのだ。あるいは、『ハサミ男』の安永だったのだ。確かに、随所に布石を打ちながらもギリギリのところまでそれがわからないように巧く作ってはあるのだが、それがわかった瞬間は正直驚くよりも思い切り醒めてしまった。もしこれが『シックス・センス』を知らずに観ていれば、おそらくはその驚きは比較にならないほど大きく、また感動もしたことだろうと思う。けれども、残念ながら『シックス・センス』を観た以上は、それと似たようなその他有象無象の作品の山に埋もれてしまう。ラストは意外な形でモンちゃんの願いが叶うのがちょっと気持ちよく、そして何よりも2人の演技が新鮮で良かっただけに、それが残念で仕方ない。