File No.0672
製作年/公開日 2006年 / 2007年12月22日 製  作  国 日  本
監      督 小林 聖太郎 上 映 時 間 83分
公開時コピー  オンナって、めんどくさ・・・
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 久野 雅弘 [as 島村賢治]
 秋野 暢子 [as 島村京子]
 桂 雀々 [as 島村宏治]
 ちすん [as 大澤ゆかり]
 谷村 美月 [as 桜井典子]
 テント [as 薬屋・天道]
 九十九 一 [as 婦人服屋・福田]
 長原 成樹 [as クリーニング屋・荒井]
 平野 麻樹子 [as 落合マキ]
 友田 安紀 [as 大久保ミキ]
 南方 英二 [as 近藤]
 荒谷 清水 [as 寄り合いの司会]
 水木 薫 [as 典子の母]
 浜村 淳 [as 医師]
あ ら す じ  大阪・十三。女癖の悪い父宏治と嫉妬深い母京子を両親に持つ高校生の島村賢治。賢治には付き合って半年の彼女典子がいたが、未だに手すらつなげずにいる。典子に引っ張られてラブホテルに行っても逃げ出してしまい、典子を怒らせてしまう始末。実は、賢治は経験もないのに性病にかかったと思いこんでいたのだ。
 ある日賢治は、母に頼まれて父の尾行をするハメになる。賢治が居酒屋に行くと、父は若くて美しい女性ゆかりといちゃついていた。2人が店を出て別れると、賢治はゆかりの後をつけるが、ゆかりに感づかれてストーカーと勘違いされてしまう。仕方なしに賢治は事情をゆかりに説明すると、ゆかりは「妻とは別居中、不妊症で子供はなし」という宏治の言葉に騙されていたことを知る。ところが、ゆかりは諦めるどころか、次の日に両親の不動産店のアルバイト募集に応募して働き始めるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  前売り券を買ったのはいいが、あと3日で上映終了と気づき、行くか諦めるか迷った末に劇場へ行ってきた。こういうケースは「やっぱりやめておけば良かった」と後悔するパターンが多いのだが、この作品は無理して観に行って正解だった。主人公の賢治に扮する久野雅弘の、特にイケメンでもなくどこにでもいそうなフツーっぽさがいい。そして、その恋人役の谷村美月は私のお気に入りティーン女優のひとりなのだが、あまりに関西弁が流暢なのには唖然。彼女のオフィシャルサイトを見たら出身が大阪府とのことで、今度は逆に今まで関西出身を全く感じさせなかった彼女の標準語の自然さに感心してしまった。そして、キャスト欄にあった「ちすん」という見慣れない名・・・・・まさか女性だとは思ってもみず、しかもあんなに可愛いとは夢にも思わなかった。しかも、結構私の好みのタイプかも(笑)。調べてみると、本名キム・ジスンという吉本興業所属の韓国女性とのこと。本当に韓国の女優は美人が多いと改めて感じた。
 内容は笑いをふんだんに盛り込んだ軽妙なタッチで、派手さはないが老若男女を問わず楽しめる娯楽作品。惜しまれるのはユーロスーペースのみの完全な単館作品で、しかもレイトショーの1回しか上映しないことだろう。