評     価  

 
       
File No. 0674  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年02月02日  
       
製  作  国   中  国 / アメリカ  
       
監      督   アン・リー  
       
上 映 時 間   158分  
       
公開時コピー   その愛は、許されるのか?  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   トニー・レオン [as イー]
タン・ウェイ [as ワン・チアチー(マイ夫人)]
ワン・リーホン [as クァン・ユイミン]
ジョアン・チェン [as イー夫人]
トゥオ・ツォンホァ [as ウー]
チュウ・チーイン [as ライ・シュウチン]
チン・ガーロウ [as ツァオ]
クー・ユールン [as リャン・ルンション]
ガオ・インシュアン [as ホァン・レイ]
ジョンソン・イェン [as オウヤン・リンウェン(マイ氏)]
 
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あ ら す じ    1942年、日本占領下の上海。女子大生のチアチーは、抗日運動に参画する同じ学生のクァンに対して、密かな恋心を抱いていた。そして、彼と共に反日活動に加わるようになる。最初は時代の流れに乗っただけの学生のスパイ活動は、やがて後戻りできない状況にまで深入りしてしまい、信念のないままただクァンに追随するだけだったチアチーは、もはや活動の中心人物となっていたのだった。
 彼らの活動の目的は、日本の傀儡政府の特務機関のリーダー、イーを暗殺することだった。そのため、チアチーはマイ夫人と称してイー夫人に近づき、やがてイー本人と直接接触するようになる。しかし、それはチアチーがイーの愛人になることを意味していた。チアチーはイーに真意を悟られまいと、イーは常に死と隣り合わせの毎日から逃れるために、互いに我を忘れて激しく求め合う逢瀬を繰り返すが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ベネチア国際映画祭で、最高賞である金獅子賞を獲得したが、同時に過激な性愛描写が物議を醸し出した作品。男を殺すために偽りの愛で近づいた女と、その愛を受け入れた男とのスリリングなやりとりには、一語一語が思わず息を呑むスリルに満ちている。そして、その緊迫感を作り出しているのがトニー・レオンとタン・ウェイの見事な演技であることは間違いない。だが、両者の演技が素晴らしいからこそ、あそこまで過激な性愛描写が必要なのだろうか、という疑問を持たざるを得ない。新星タン・ウェイは演技の巧さに加えてルックスも申し分のない美しさなのだから、脱いだりせずに堂々と演技だけで魅せて欲しかった、というのが正直な感想だ。彼女はモデル出身らしいのだが、そのプロポーションは日本で言うモデル体型ではなく、そのルックスほどプロポーションが美しいとは言い難いというのもその理由の一つなのだ。しかしながら、少なくとも先だって公開された『シルク』で、同じく「期待の新星」というコピーで紹介された芦名星よりは遙かにスケールの大きい、将来期待できそうな女優であることは間違いない。