評     価  

 
       
File No. 0679  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年02月09日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   中村 義洋  
       
上 映 時 間   120分  
       
公開時コピー   犯行現場は、半径10cm。この7人の中に、いる。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   竹内 結子 [as 田口公子]
阿部 寛 [as 白鳥圭輔]
吉川 晃司 [as 桐生恭一]
池内 博之 [as 鳴海涼]
玉山 鉄二 [as 酒井利樹]
井川 遥 [as 大友直美]
田口 浩正 [as 羽場貴之]
田中 直樹 [as 氷室貢一郎]
佐野 史郎 [as 垣谷雄次]
野際 陽子 [as 藤原看護士]
平泉 成 [as 黒崎誠一郎]
國村 隼 [as 高階権太]
 
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あ ら す じ    東城大学付属病院の桐生助教授をリーダーとする“チーム・バチスタ”は、成功率60%というバチスタ手術を26回連続で成功させるという極めて優秀なスタッフ7名で構成されていた。ところが、突如三例続けて術中に患者が死亡する事故が起きてしまう。院長の高階は、“チーム・バチスタ”の調査を心療内科医の田口に命じた。
 外科は全くの素人であるたぐちは渋々調査を開始するが、彼女に失敗の原因などわかるはずがなかった。そんな時、白鳥と名乗る男が病院に訪れる。彼は厚生労働省の切れ者役人で、田口は白鳥の指揮の元、チームのメンバーを再調査することとなった。ところが、白鳥が不在の際に次の手術予定患者の容態が急変し、緊急オペが行われた結果患者は亡くなってしまう。病院に戻った白鳥は、患者のCTスキャンを依頼し、その結果事件の鍵となるある異常を発見する・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    現役の医師が原作者である同名小説を映画化した作品。テレビドラマは全く観ていないが、あの『医龍』の原作が好きで、連載開始以来ずっと読んでいたのだが、これがかなり役に立った(笑)。竹内結子扮する田口医師は知らなかった心肺装置も、説明を聞くまでもなくわかっていたし。心肺装置といえば、田口医師が調査したノートに「心配」にバツがされて「心肺」と書き直されていたのを観た時は、思わず吹き出してしまった。そんな竹内結子のボケと、対する阿部ちゃん扮するキレモノの白鳥の突っ込みがかみ合っていて、緊張と緩和のバランスがいい。そして、チーム・バチスタのメンバーが、誰が犯人でもおかしくないほど、全員が癖のある連中なのも退屈させない。。おかげで、あっという間に2時間が過ぎてしまった。欲を言えば、観ている者も犯人を推理できる程度の材料を提供して欲しかった。たとえば、術中死した患者のCTを撮った結果とか、あるいは田口医師がバチスタ手術のビデオを観て何に気がついたのか、など。本格的な探偵小説ではないから、その点は贅沢を言うべきではないかもしれないが。