評     価  

 
       
File No. 0686  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年03月01日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   クリス・ワイツ  
       
上 映 時 間   112分  
       
公開時コピー   その針は教えてくれる。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ニコール・キッドマン [as コールター夫人]
ダコタ・ブルー・リチャーズ [as ライラ・ベラクア]
ダニエル・クレイグ [as アスリエル卿]
エヴァ・グリーン [as セラフィナ・ペカーラ]
サム・エリオット [as リー・スコーズビー]
サイモン・マクバーニー [as フラ・パベル]
ジム・カーター [as ジョン・ファー]
ベン・ウォーカー [as ロジャー]
イアン・マッケラン [as イオレク・バーニソン(声)]
フレディ・ハイモア [as パンタライモン(声)]
 
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あ ら す じ    イギリスのオックスフォード。その世界は、私たちが生きる世界と似ているがどこか違う、パラレルワールドだった。そこに住む人々は誰もが、動物の姿をしたダイモンと呼ばれる魂を伴って生きていた。
 オックスフォード大学の学寮で暮らすライラ・ベラクアは、幼い頃に両親を亡くし、叔父のアスリエル卿に育てられた好奇心旺盛な12歳の少女。ある日、アスリエル卿はダストと呼ばれる粒子の謎を解明するために、北の地へと向かうことになる。そんな折、ロンドン上流社会の実力者コールター夫人がライラに接触してくる。彼女はライラに、一緒に北の地へ行かないかと持ちかけてきたのだ。アスリエル卿の身に危険が迫っていることを知ったライラは、夫人に随伴して旅に出る決意をする。オックスフォード学長は、そんなライラに黄金の羅針盤を手渡す。それは、選ばれた者だけを真実へと導く羅針盤で、コールター夫人も密かにその行方を追っていたのだった。
 ライラは北の地への危険な旅の途上で、気球乗りのリー・スコーズビーと出会い、彼の忠告に従って鎧熊のイオレク・バーニソンを味方につける。そして、行方不明になった彼女の親友ロジャーたちが囚われている場所を突き止める。そこでは、さらってきた子供たちとダイモンを切り離すという恐るべき実験が行われていたのだった・・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    3部作の1作目となる『黄金の羅針盤』だが、期待した以上に面白かった。主人公のライラに扮するダコタ・ブルー・リチャーズがイマイチ可愛くないのが玉に瑕だが、ニコール・キッドマンは美しく、悪役が様になっている。そして、映像も美しくCGも見事で、『ナルニア』や『ハリポタ』を遙かに凌駕する壮大なスケールが観る者を圧倒する。『ナルニア』や『ハリポタ』と異なり、1話完結ではなく完全に次作への導入編といった形になっており、2作目の舞台は私たちが生きる世界で、3作目はパラレルワールドとの両方の世界に及ぶらしい。そんな前振りもあったおかげで、次作への期待が否応なしに大きくなる。実を言うと、当然のことながら字幕版を観るつもりで、間違ってインターネットで吹替版を予約するという失敗をしてしまったので、今度は字幕版でもう一度観てみたい。