評     価  

 
       
File No. 0705  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年03月22日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ロバート・ベン・ガラント  
       
上 映 時 間   90分  
       
公開時コピー   全米大ヒット!全世界卓球デスマッチ開幕!  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ダン・フォグラー [as ランディ・デイトナ]
クリストファー・ウォーケン [as フェン]
ジョージ・ロペス [as ロドリゲス捜査官]
マギー・Q [as マギー]
トーマス・レノン [as カール・ウォルフシュタッグ]
ロバート・パトリック [as ピート・デイトナ]
ジェームズ・ホン [as ワン]
 
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あ ら す じ    かつて卓球の天才少年と呼ばれ弱冠12際でオリンピックに出場したランディ・デイトナは、準決勝でぶざまな負けを喫して大恥をかいたうえに、彼の試合で金を賭けていた父ピートを組織に殺されてしまう。以来、ランディは卓球で勝負することを放棄してしまうのだった。
 19年の月日が流れ、ブヨブヨに太った中年に成り下がったランディを、FBIのロドリゲスがスカウトに訪れる。ロドリゲスのランディへの依頼は、FBIがマークするフェンが主催する裏の卓球デスマッチに出場することだった。フェンこそが、19年前に父を殺した張本人だったのだ。
 ランディはロドリゲスの依頼を受けたものの、彼の競技者としての腕はすっかり衰えてしまっていた。そんなランディにロドリゲスは、チャイナタウン随一と謳われる盲目の卓球名人ワンに弟子入りさせる。かつてのフェンの師匠でもあり、弟をフェンに殺されていたワンは、弟の娘マギーを相手にランディの特訓を開始するのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    おバカコメディ作品だということは百も承知だった。劇場で予告編を観た時には場内で笑いが起きていたし、私自身も笑ってしまった。けれども、実際に本編を観てみると、予告編では笑えたおバカなシーンもストーリーの流れの中では笑うに笑えない。結局、最後まで場内は静まりかえったままで、観客は誰ひとりとして笑う人はいなかった始末。そもそも、主演のダン・フォグラーが魅力ゼロのメタボ体型では幻滅してしまう。インパルスの堤下が応援団長だった理由が納得できた。唯一の収穫は、今まで中性的な役柄でしかお目に掛かったことがないマギー・Qが、この作品では女性らしい一面を見せてくれていること。カンフー・アクションをこなす彼女もさることながら、髪を下ろしたマギーには初めて可愛らしさが感じられて新鮮だった。また、ドラマ『HEROS』の「やったぁー!」で一躍有名になったマシ・オカがカメオ出演していたのにはちょっとビックリ。そして極めつけは、この作品のフェンのような妙な役柄を演じさせたら、右に出る者はいないと言っても過言ではない、クリストファー・ウォーケンだ。私としては、クリストファー・ウォーケンの怪演が観たくて劇場へ行ったわけで、その意味ではまぁ及第点とは言えるのだが。