評 価
File No.
0706
製作年 / 公開日
2007年 / 2008年03月22日
製 作 国
アメリカ
監 督
ジェームズ・ワン
上 映 時 間
89分
公開時コピー
叫んだら、死ぬ!?
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ライアン・クワンテン
[as ジェレミー・アーシェン]
アンバー・ヴァレッタ
[as エラアーシェン]
ダニー・ウォルバーグ
[as リプトン刑事]
ボブ・ガントン
[as エオワード・アーシェン]
ローラ・リーガン
[as リサ・アーシェン]
マイケル・フェアマン
[as ヘンリー]
ジョアン・ヘネイ
[as マリオン]
ジュディス・ロバーツ
[as メアリー・ショウ]
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あ ら す じ
ある日、
ジェイミー
と
リサ
のアーシェン夫婦の元に、差出人不明の荷物が届き、中には腹話術人形が入っていた。そして、ジェイミーが買い物のために外出して戻った時、リサは寝室のベッドで舌を切り取られて死んでいた。担当の
リプトン刑事
から事情聴取を受けたジェレミーは、自分が容疑者扱いされていることを知る。ジェレミーはリサがつぶやいた「メアリー・ショウにご用心。子のない彼女は人形が好き。夢で彼女に会っても、叫んじゃ駄目だ。舌を抜かれるぞ!」という詩と人形がリサの死に関係があると考え、自らの無実を証明するために、詩が伝わる彼の故郷レイブンズ・フェアを訪れる。
ジェレミーは母を自殺に追いやった父
エドワード
を嫌い長い間疎遠にしていたが、久々に再会した父は
エラ
という若い女性と再婚し、車椅子生活を送っていた。ジェイミーは結局父から詩の意味を聞き出すことができず、父が泊まっていくように勧めるのを振り切って、近くのモーテルに宿をとる。そして翌日、葬儀屋の
ヘンリー
と
マリオン
の夫妻にリサの葬儀を依頼するのだが、ヘンリーはリサの遺体の顔を見た途端絶句し、マリオンは何かに怯えたように人形を埋めろとジェイミーに忠告する。2人は、メアリー・ショウに関する何かを知っていたのだが・・・・・・。
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たぴおか的コメント
今年初のホラーだったが・・・・・全然コワくない。確かに、舌を切り取られた死体は気色悪いし、できれば見たくない。でも、それは怖さではない。なぜなら、それが特殊メイクだとわかっているから。この作品も結局は恨みを抱いて死んだ人間の亡霊だか呪いだか(まぁ、どちらでもいいのだが)で次々と人が殺されていくが、本当に怖いのは死者の幽霊や呪いではなく、生きた人間の狂気なのだ。霊や呪いといった超常現象のせいにしてしまえば、何だってアリになってしまうし、現実感は薄れてしまう。たとえ刹那の恐怖感があったとしても、上映が終わって場内が点灯したら余韻も何も残ることなく雲散霧消してしまう。一般論はさておいて、この作品自体にもお粗末な点があることは確かだ。致命的なのは、なぜジェレミーが存在するのか?という点。ジェレミーの妻リサをジェレミーの子供を身籠もったという理由で殺したのなら、その前になぜジェレミーを身籠もった母親を殺さなかったのか。アーシェン家の親族でもない刑事を殺す際に、なぜ舌を奪ったのか。そんなことをしたら、過去の仕打ちに対する復讐という目的が無意味になり、単なる無差別殺人になってしまうではないか。