評     価  

 
       
File No. 0714  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年04月12日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ザヴィエ・ジャン  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー   彼女の涙が 彼の閉ざされた心を開く  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ティモシー・オリファント [as エージェント47]
ダグレイ・スコット [as マイク・ホイッティア]
オルガ・キュリレンコ [as ニカ・ボロニーナ]
ロバート・ネッパー [as ユーリ・マルクロフ]
ウィルリク・トムセン [as ミカイル・ベリコフ]
ヘンリー・イアン・キュージック [as ウードレ・ベリコフ]
マイケル・オフェイ [as ジェンキンズ]
クリスチャン・エリクソン [as コルマロフ将軍]
エリク・エボウアニー [as ブワナ・オヴィー]
ジェームズ・フォークナー [as スミス・ジャミソン]
 
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あ ら す じ    世界カ国のトップと繋がりを持ち、依頼を受けて暗殺を行う機関が存在した。機関により少年の頃から暗殺の訓練を受けて育ったエージェントには名前がなく、唯一のアイデンティティはエージェント番号とスキンヘッドの後頭部に刺青で記されたバーコードだけだった。
 機関の指令を受けたエージェント47はロシアに送り込まれ、ターゲットであるロシアのミカイル・ベリコフ大統領の射殺を少しの狂いもなく見事成功する。ところが、彼は機関から任務に失敗したために報酬は払われないとの連絡を受ける。そして、事実彼の狙撃後にインタビューを受けるベリコフがテレビで放映されていた。事態に困惑するエージェント47に追い打ちをかけるように、何者かの密告によってインターポールのマイク・ホイッティアジェンキンズ、そしてユーリ・マルクロフ率いるロシア連邦保安庁FSBの双方から狙われる羽目に陥ってしまう。
 任務に失敗したのはどういうわけなのか、そして、一体誰が密告したのかを探るうちに、エージェント47は秘密を解く鍵となると思われる、美しい娼婦ニカと出会う。ニカから得られる情報を全て聞き出すと、今までであれば何の躊躇もなく殺していたエージェント47の中で今までにない何かが芽生えた。そして、彼はニカに抱いたこれまで経験したことのない感情に戸惑いながら、彼女を連れて自分を罠に陥れた相手を探すのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この週末公開作品で最大の注目作だったが、今ひとつ物足りなかった。主人公エージェント47の親は凶悪犯で、彼を育てたのは教会を追放された修道士だと予告編で説明があったが、本編ではそのあたりには全く触れられていなかった。また、ニカに出会って人間らしい感情に目覚め、自分の暗殺者としての宿命に悩み苦しむのかと思ったのだが、その点に関してはあくまで冷静で感情を差し挟まないのは、やはりゲームから生まれた主人公の限界なのだろうか。それはともかく、ティモシー・オリファント扮するエージェント47が、あの体格にスキンヘッドでは存在感があり過ぎで、あんなに目立つ暗殺者はあり得ない気がする(笑)。まぁ、私には男はどうでもよく(もないのだが・・・)、それよりも目がいってしまったのはニカを演じたオルガ・キュリレンコが。この種の作品に登場する美女は、殺伐とした作品に対する清涼剤の役割もあって不可欠な存在だ。彼女は007の新作『007 / Quantum of Solace』でボンド・ガールに決定しているとのことで、今まで劇場では一度も観たことがない『007』を初めて劇場で観ることになるかもしれない。いや、その前に現在公開中の『蛇男』が先だった。