評     価  

 
       
File No. 0717  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2008年04月05日  
       
製  作  国   韓  国  
       
監      督   キム・デウ  
       
上 映 時 間   139分  
       
公開時コピー   小説家が仕掛けた一世一代の恋は“罠 ”  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ハン・ソッキュ [as ユンソ]
キム・ミンジョン [as 王妃チョンビン]
イ・ボムス [as グァンホン]
オ・ダルス [as フォンガ]
アン・ネサン [as 王]
キム・ビョンオク [as 左議政]
キム・ルェハ [as チョ内侍]
 
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あ ら す じ    李朝後期。青年貴族のユンソは、王妃チョンビンの掛け軸を贋作にすり替えた犯人を探すようから命じられた。ユンソは、議禁府役人のグァンホンに助力を乞い、贋作犯をとらえることに成功する。ユンソの手柄に報いるべく、チョンビンは彼を王宮に招いて茶をふるまう。そして、気品溢れるユンソと初めて一対一で面と向かったチョンビンは、彼に恋をしてしまう。そして、王宮を抜け出してまでユンソに会うのだった。
 一方のユンソには、裏に官能小説の覆面作家というもう一つの顔を持っていた。彼が片手間に書いた小説が出版人フォンガの気に入られ、今や人気作家の一人となったユンソは、小説に挿絵を入れることを思いつく。そして、かねてからグァンホンの描く絵に惹かれていたユンソは、強引にグァンホンに官能小説の挿絵を描くよう頼み込んだ。こうして、ユンソの小説は空前の大人気作となるのだった。  ところが、ユンソの小説の話題は宮中にまでひろがり、チョンビンの耳にも入ってしまう。ユンソは捕らえられ、チョンビンとユンソの秘密を知るもう一人である、挿絵を描いた人物が誰なのかを問いつめられる。しかし、決して口を割らなかったユンソは、皮肉なことにグァンホンから拷問を受けることになってしまい・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    シリアスな歴史劇を想像して劇場へ行ったのだが、観てみると実はコメディ作品だった。小説を書くユンソ、挿絵を入れるグァンホン、出版するフォンガの3人の言動がどことなく滑稽で、特に個人的には本来強面であるべき拷問役人のグァンホンのコミカルさが大いに気に入った。同じ歴史劇でも『デュエリスト』は全くダメだったが、この作品はついつい我を忘れてスクリーンに引き込まれてしまった。尺も120分弱でちょうどよく・・・・・などと思ったら、実は139分という長さだと知ってビックリ。まさに、アッという間に過ぎてしまって、長さを少しも感じることがなかった。また、王妃チョンビン役のキム・ミンジョンが可愛いのはお約束で、いくら韓国芸能界には整形美人が多いとはいえ、こう次から次へと美形が登場するとは、その層の厚さにはただただ驚くほかない。