評 価
File No.
0725
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年04月26日
製 作 国
日 本
監 督
冨樫 森
上 映 時 間
115分
公開時コピー
いつか、心が壊れても
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
竹野内 豊
[as 深沢雅仁]
水野 美紀
[as 深沢慶子]
広田 亮平
[as 深沢英治]
吉田 里琴
[as 深沢絵里奈]
小池 栄子
[as ユリコ先生]
品川 祐
[as 高橋勇雄]
中島 朋子
[as 笠井玲奈]
小日向 文世
[as 福田正幸]
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あ ら す じ
とある地方で暮らす写真館を営む父・
深沢雅仁
、リトミック教室で働く母・
慶子
、心優しい長男・
英治
、いつも元気な幼稚園児の長女・
絵里奈
の4人家族。慶子のお腹には新しい生命も宿っており、毎日笑いが絶えない幸せな家族に悲劇が襲いかかる。雅仁の制止も聞かず2人で買い物に出かけた英治と絵里菜が交通事故に遭ってしまう。そして、英治は奇跡的に命をとりとめたが幼い絵里奈は助からず、深沢家を照らす光は消えてしまった。
退院して英治が久しぶりに戻った家は様子が一変しており、両親を励まそうと英治は無理に明るく振る舞うが、重苦しい空気をどうすることもできなかった。しかし、そんな健気な英治の姿を見て、慶子が少しずつ明るさを取り戻していく。そして、生まれてくる子のために、絵里奈の部屋の片づけを英治と2人で始める。けれども、絵里奈の死を未だに受け入れられずにいた雅仁は慶子と口論になり、慶子は家を飛び出してしまう。
その翌日、いつも通り家を出て学校に行ったはずの英治が欠席しているとの連絡が担任から入る。雅仁は慶子の携帯の留守電に英治の失踪を知らせると共に、英治を探すために愛犬を連れて走り出す・・・・・。
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たぴおか的コメント
この作品の成否はすべて絵里奈役にあった、と言っても過言ではないほど、吉田里琴(よしだりこ)ちゃんが演じる絵里奈が信じられないくらい可愛い。もしあれほど可愛い娘が死んでしまったら、大抵の父親はおそらく一生立ち直れないと思ってしまう、それほど可愛いのだ。もちろんルックスも可愛いのだが、彼女の場合は仕草や表情がルックスに輪をかけて可愛いのだ(って、ここまで何回「可愛い」って言った?)。彼女がスクリーンを活き活きとはね回るたびに清々しさと微笑ましさが感じられ、それだけに彼女が亡くなったときの悲しみが一層心に響く。また、絵里奈の兄・英治を演じた広田亮平君も必死で両親を元気づけようとする健気な役を好演している。ただ、脚本が同一人物によるためか、彼の役柄が『マリと子犬の物語』とダブって仕方ない。しかも、長男が山で迷子になり、父が探し出すことで父子の絆が強まる、と設定もまったく同じなのは安直過ぎやしないか。加えて、エンディングで流れる平井堅の歌はやめて欲しかった。せっかくの余韻が彼の何の深みもない歌声で台無しにさせられてしまった。