評     価  

 
       
File No. 0729  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年04月26日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   福田 陽平  
       
上 映 時 間   80分  
       
公開時コピー   忌血を斬れ。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   乙黒 えり [as 彩]
橋本 愛実 [as レイコ]
脇 知弘 [as 勝治]
中村 知世 [as 咲]
白善 哲
川連 廣明
永井 朋弥
倉内 沙莉
葉月 あい
諏訪 太朗 [as 杉田]
渡辺 哲 [as 朧]
 
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あ ら す じ    20XX年、世界は狂乱の渦に飲み込まれ、街には謎の科学者杉田によって作られたゾンビが溢れ返っていた。その中で、ひょんなことからタッグを組んでゾンビ狩りを続ける勝治。彩は父を殺した腹違いの妹・を、勝治は誘拐された妹をそれぞれ探しながらの旅だった。ある日、彩が大勢のゾンビを相手に奮闘している中、銃を巧みに操りゾンビを倒していく女性が現れる。彼女の名はレイコで、娘を殺した敵の杉田を討つために旅をしていた。そして、レイコは彩に条件を飲めば咲の居所を教えると持ちかける。その条件とは、杉田を倒すという目的に協力することだった。彩はレイコの条件を受け入れ、咲が杉田の元にいることをレイコから知らされるのだった。
 3人でゾンビとの戦いを続ける中、勝治の妹は杉田の手でゾンビに変えられてしまっており、勝治自らの手で妹を殺すという苦渋の選択を強いられてしまう。また、レイコは助けた少女に自分のをダブらせていたが、その少女が杉田の刺客となった咲によって斬られてしまい、失意のどん底に落とされてしまう。レイコを置いてついに杉田の元にたどり着いた彩と勝治だったが、2人の行く手を阻んだのは驚くべき数のゾンビと、その後ろに控えた咲だった。さしもの彩もあまりの数のゾンビに危地に陥ったかと思われた時、レイコが助けに現れた。そして危地を脱した彩は、咲との決着をつけるべく並み居るゾンビたちを次々と倒していく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    単館系のB級作品と思いつつも、チラシについつい惹かれて観てしまったのだが、これが予想以上に面白い。同名ゲームにを実写映画化したこの作品、主人公の彩を演じる乙黒えりがとにかく美人でカッコイイ。そして、ビキニに日本刀というなんともアンバランスなコスチュームに違和感を感じさせる暇も与えないそのアクションは、前日の『少林少女』の柴咲コウとは比較にならないほど見応えがある。当然CGを使ってはいるものの、あれほどの動きができるとは、乙黒えりはよほどの運動神経の持ち主なのだろうと思われる。スケジュールの都合上、初日の舞台挨拶に行けなかったことが悔やまれる(笑)。そして、脚本もこの手の作品にしては手抜き感もなくしっかりと作られていて、単なるバイオレンス・アクションにとどまらず兄妹・姉妹の愛憎や母の子を思う気持ちなどが、陳腐にならない程度にさり気なく挿入されていて、作品が平板になるのを未然に防いでいる。と、理屈を並べてはみたものの、何も考えずに乙黒えり扮する彩のセクシー・アクションを堪能すべき作品。ゲーム同様に続編を制作して欲しいものだ。