評     価  

 
       
File No. 0731  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年04月19日  
       
製  作  国   ロ シ ア  
       
監      督   パーヴェル・ルンギン  
       
上 映 時 間   96分  
       
公開時コピー  
君に、捧ぐ
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   エフゲニー・ツィガノフ [as セルゲイ・ラフマニノフ]
ビクトリア・トルガノヴァ [as ナターシャ]
ヴィクトリヤ・イサコヴァ [as アンナ] ミリアム・セホン [as マリアンナ]
アレクセイ・ペトレンコ
 
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あ ら す じ    1920年代。ニューヨークのカーネギーホールで、1917年に勃発したロシア革命を逃れてアメリカに亡命したセルゲイ・ラフマニノフの初コンサートが開かれた。客席にロシア大使館の面々を見つけた彼は演奏を拒否したが、彼らが退席した後にラフマニノフの弾いたピアノは、聴衆から破格の賞賛を浴びるのだった。
 ニューヨークを皮切りにラフマニノフの全米ツアーがスタートするが、コンサートは大成功を収めたにもかかわらず、ラフマニノフは次第に憔悴していく。新しい曲を生み出すことができず、毛何年も音符ひとつすらかけない状態が、彼の精神を追いつめていたのだ。そんなラフマニノフを、従姉妹であり妻であるナターシャは支え続けていた。
 そんなある日、彼の元に送り主不明のライラックの花束が届けられる。そして、その香りが彼にかつて愛した2人の女性との日々を思い起こさせるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    確かに睡眠不足だったし、疲れてもいたのだが・・・・・途中で意識を失うこと3〜4回。そのたびに一時的には目が醒めるのにもかかわらず、また知らない間に意識を失ってしまうことの繰り返しどうやら、私が観るべき作品ではなかったような気がする。これほどまでに意識を保つのに苦労した作品は記憶にない。意識が朦朧としていたため、ラフマニノフがどうしても若い頃の久米宏に見えて仕方なかった(笑)。実は、最初はこの作品を劇場で観るかどうか迷っており、つい最近までは劇場へは行かない方向に傾いていたのだ。ところがこの作品の公開初日、私はBunkamura ル・シネマで『ジェイン・オースティンの読書会』を観ていたのだが、『ラフマニノフ』を上映していた隣のスクリーンにあまりに人が集中していたために、だったら観てみようか?などと思ったのが間違いだったようだ。セルゲイ・ラフマニノフはオフィシャルサイトによれば、ロシアが生んだ20世紀を代表する作曲家とのこと。確かに彼が作曲家であったことは知っていたが、20世紀を代表する作曲家だなどとは全く知らなかったし、彼が書いた曲も知らない。ロシアを代表する作曲家といえば、彼より30年ほど先に生まれたチャイコフスキーしか思い浮かばない。ちなみに、この作品は確かにラフマニノフの生涯をモチーフにしてはいるものの、フィクションも混じっているらしい。