【
File No.0732
】
製作年/公開日
2008年 / 2005年05月01日
製 作 国
日 本
監 督
和泉 聖治
上 映 時 間
117分
公開時コピー
必ず、追いつめてみせます。
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
水谷 豊
[as 杉下右京]
寺脇 康文
[as 亀山薫]
鈴木 砂羽
[as 亀山美和子]
高樹 沙耶
[as 宮部たまき]
岸部 一徳
[as 小野田公顕]
木村 佳乃
[as 片山雛子]
西村 雅彦
[as 鹿手袋啓介]
原田 龍二
[as 陣川公平]
松下 由樹
[as 武藤かおり]
津川 雅彦
[as 瀬戸内米蔵]
本仮屋 ユイカ
[as 守村やよい]
柏原 崇
[as 塩谷和範]
平 幹二郎
[as 御厨紀實彦]
西田 敏行
[as 木佐原芳信]
あ ら す じ
元人気キャスターの遺体がテレビ塔に吊さた状態で発見され、現場には「
f6
」という文字が記されていた。その頃、警視庁特命係の
杉下右京
と
亀山薫
は、爆弾テロに狙われる衆議院議員
片山雛子
の護衛に当たっていた。爆弾による襲撃を受けた片山議員は薫の機転で難を逃れたが、現場には「
d4
」と書かれてあった。
2つの事件が同一犯によるものであると判明した矢先、会員制Webサイトに「処刑リスト」という掲示板において、先のキャスターと片山議員はいずれも死刑を宣告されていたことがわかる。そして、処刑リストには2週間前に交通事故死していた判事の名前も載っており、その現場に「
e4
」と記されていたのが発見されたため、判事の死も事故ではなく連続殺人の一環であったことを右京たちは知る。
現場に残された記号がチェスの棋譜であることに気づいた右京は、サイトを管理人から乗っ取ったという謎の人物のアドレス宛に、次の一手をメールしてみる。すると間もなく返信があり、そこにもチェスの一手が記されていた。そして、右京と犯人と思われる人物とのチェスの真剣勝負が、メールを介して繰り広げられる。やがて右京がチェックメイトを告げるが、その時の盤上の駒の並び方は、近く開催される東京ビッグシティマラソンのコースを示していた・・・・・。
たぴおか的コメント
テレビ朝日の同名人気ドラマを映画化した作品。「東映作品21世紀最大のヒット」と言われているらしい(これまでのヒット作は『男たちのYAMARO』らしが、私は観ていない)が、その言葉は決して大げさではないと思う。観る前は睡魔に襲われていてどうなることかと思ったが、テンポのよさと謎解きの面白さが眠気など忘れさせてくれ、117分があっと言う間に終わってしまった感がある。頭脳労働担当の杉下と肉体労働担当の亀山という色分けの明確さが、この作品のみならずドラマの成功の要因であることは確かだ。個人的には『踊る大捜査線』シリーズよりもこちらの作品の方が断然面白いと断言したい。『踊る〜』のスリー・アミーゴや岡村隆史扮する増田貴一のような余計なギャグ・キャラクターは一切排除し、純粋な推理サスペンス作品にしているのがいい。