評 価
File No.
0745
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年05月21日
製 作 国
アメリカ
監 督
アンドリュー・アダムソン
上 映 時 間
150分
公開時コピー
魔法vs人間
引き裂かれる心。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジョージー・ヘンリー
[as ルーシー・ペベンシー]
スキャンダー・ケインズ
[as エドマンド・ペベンシー]
ウィリアム・モーズリー
[as ピーター・ペベンシー]
アナ・ポップルウェル
[as スーザン・ペベンシー]
ベン・バーンズ
[as カスピアン王子]
ピーター・ディンクレイジ
[as トランプキン]
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
[as グロゼール]
セルジオ・カステリット
[as ミラース]
ワーウィック・デイヴィス
[as ニカブリク]
コーネル・ジョン
[as グレン・ストーム]
ヴィンセント・グラス
[as コルネリウス博士]
ダミアン・アルカザール
[as ソペスピアン卿]
シェーン・ランギ
[as アステリウス]
ティルダ・スウィントン
[as 白い魔女]
ケン・ストット
[as 松露とり(トリュフハンター)]
声 の 出 演
リーアム・ニーソン
[as アスラン]
エディ・イザード
[as リーピチープ]
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あ ら す じ
ピーター
、
スーザン
、
エドマンド
、そして
ルーシー
のペベンシー兄妹がナルニアを去って1300年後。ナルニアは戦闘民族テルマール人に奪われ、生き残ったナルニアの民たちは、森の奥深くに追いやられていた。そして、先王が亡き今、世継ぎの
カスピアン王子
を差し置いて、先王の弟である摂政
ミラース
が実権を握っていた。
ある夜、ミラースに男児が誕生したために、ミラースは我が子を王位に就かせるべく、ついに欲望も露わにカスピアン王子の暗殺を配下に命じた。ミラースの不穏な動きをコルネリウス博士から告げられた王子は、博士から角笛を受け取ると城を抜け出し、森の奥へと馬を走らせた。しかし、ミラースの放った追っ手に追いつめられてしまい、王子は角笛を吹き鳴らした。その角笛は、ナルニアに危機が迫る時、四人の王を呼び戻すと言われる伝説の角笛だった。
ロンドン。地下鉄のホームにいたペベンシー兄妹の目の前で突然壁が裂け、その向こうに青い海と白い砂浜が現れる。カスピアン王子が吹いた角笛が、4人をナルニアへ導く入り口を開いたのだ。しかし、1年ぶりに訪れたナルニアは、彼らが王だった頃とはすっかり様変わりしており、彼らの城は今は廃墟と化していた。やがて、角笛に導かれたペベンシー兄妹はカスピアン王子と出会い、ナルニアに何が起こったかを知ることになる。そして、生き延びてきたナルニアの民達を従えた王子と兄妹は、ミラースの軍勢との壮絶な戦いに臨むのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
1作目から2年を経て、いよいよ続編が公開されるに至ったわけだが、正直言って2年のインターバルは長すぎる。おかげで、前作の詳細を忘れてしまっていて、実はカスピアン王子の角笛は1作目でスーザンに与えられた魔法の角笛らしいのだが、そんなエピソードがあったかどうかすら全く思い出せない。第1章に登場した白い魔女がワンシーンだけ再登場するが、彼女が1作目でどういう末路をたどったのかも思い出せない。ただ、アスランがどういう存在なのか、つまりはアスランがナルニアの創造主であること、それと、アスランと4兄弟姉妹の関係がどういうものだったのか、それさえわかっていれば充分楽しめる作品あり、記憶が薄れたためもあるかも知れないが、私は前作よりも今回の方が面白いと思う。2時間半に及ぶ尺もまったく長さを感じないし、こと戦闘シーンに関しては、スケールの大きさや手に汗握る緊迫感といった点で、第2章が前作を上回っている。それでいて、残虐なシーンが全く見られないのはさすがディズニー作品と言うべきで、最後は必ず正しい者が勝利するし、子供にも安心して観せることができる。ただ、残念なのは第3章では長男のピーターと長女のスーザンが登場しないらしいということ。ルーシーはまだしも、エドマンドに関しては今回は存在感が実に希薄だったから。