評 価
File No.
0765
製作年 / 公開日
2007年 / 2008年06月21日
製 作 国
フランス
監 督
ジュリアン・モーリー
上 映 時 間
83分
公開時コピー
この女、凶暴につき。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ベアトリス・ダル
[as 見知らぬ女]
アリソン・パラディ
[as サラ]
ナタリー・ルーセル
フランソワーズ=レジス・マルシャン
ニコラ・デュヴォルシェル
ルドヴィック・ベルシロー
エーマン・サイディ
エマニュエル・レンツィ
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あ ら す じ
妊娠中のフォト・ジャーナリスト
サラ
は、自らが運転する車で衝突事故を起こし、助手席に座っていた夫は即死だったが、お腹の子供は奇跡的に無事だった。
4ヶ月後、クリスマス・イブ。サラが出産を翌日に控えたその夜、一人の女性が彼女の家に訪れ、電話を貸して欲しいと頼む。不審に思ったサラは相手を追い返そうとしたが、女は執拗にドアを開けて入れて欲しいと言い、次第にその態度が高圧的になっていく。女はなぜかサラの名前を知っており、夫が寝ているからとサラが断ると、女はサラの夫が事故で亡くなっていることまでも知っていた。女はついに窓を割って侵入しようとしたため、身の危険を感じたサラは警察に連絡するが、警官が駆けつけた時におは女は姿を消していた。
しかし、女はこの時すでにサラの家の中へ侵入していたのだった。そして、サラが眠りに就いた時、女はサラの寝室に入ってきた。女は大きなハサミを手にしており、おもむろにサラめがけてハサミを振り下ろすのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
確かに、コワイ作品だということは知っていたし、血を見ることもわかっていた。が、これほどのスプラッタ・ムービーだとは・・・・・まったく予想外。タイトルがなぜ『屋敷女』なのか解らなかったが、おそらくは原題の“A l'interieur”が「内部に」という意味なので、「内部にいる女」というところから付けられた邦題なのだろう。
心臓の弱い人には絶対に勧められない作品だ。血に弱い人にもまた勧められない。一言で評するならば、「近来稀に見る残酷描写満載の作品」と言えるだろう。大きなハサミを使った殺戮は凄まじいものがあり、サラの出産シーンなどは思わず目を覆いたくなってしまう。ほとんどが薄暗いシーンや完全な闇の中のシーンのために非常に観にくいのは大きな難点だが、もしこれが照明の灯った室内でのシーンだとしたら、おそらく屋敷内はどこもかしこも血に染まっていただろうことを考えると、逆に想像力をかき立てるような闇の連続は効果的なのかもしれない。
余談だが、見終えて渋谷・ライズXを出るとぴあが出口調査を行っており、私も捕まって作品についての感想を求められたが、「良かった点は?」という質問には返答に困った。決して悪いとは思わないが、かと言って「ここが良かった」と言うべき点も即座には思い浮かばない。「ここがエグかった」という点ならばいくらでも挙げることができたのだが・・・・・。