評 価
File No.
0770
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年06月28日
製 作 国
日 本
監 督
大森 美香
上 映 時 間
85分
公開時コピー
鬼塚トラ、主役はります!
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
大杉 漣
[as 鬼塚太郎]
青山 倫子
[as 君島凛子]
黒川 芽以
[as 田中亜里沙]
入山 法子
[as 久我珠代]
立花 彩野
[as 長島道子]
桜井 聖
[as 鈴木一郎]
海東 健
[as 西条康友]
小林 且弥
[as 山下カズキヨ]
益田 トモヨ
[as EMI]
六角 精児
[as 獣医]
和田 聰宏
[as 飯島丈]
滝沢 涼子
[as ファミレス店員]
矢木 初季
[as 鬼塚真由]
福沢 重文
[as 千住晃司]
もたい まさこ
[as 鴻池真]
螢 雪次朗
[as 間島新次]
原 日出子
[as 鬼塚静子]
鶴見 辰吾
[as 辰美孝四郎]
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あ ら す じ
一流企業デジタルドラゴンの冷酷なワンマン社長
辰美
のもと、人事部長の
鬼塚太郎
はリストラ対象社員を容赦なく切り捨てていた。会社でも家でも自分を厳しく律し家族にすら甘えを許さない鬼塚は、その反動か胃痛に苦しむ毎日を送っていた。
そんなある日、鬼塚は自宅への帰り道の公園で、段ボールの中に捨てられた3匹の子猫を見つける。そのあまりの愛らしさに連れて帰りたくなる衝動を抑えた鬼塚だったが、翌晩もまた気になって公園を訪れてみる。すでに段ボールはなくなっており、鬼塚は諦めて帰ろうとすると、その時どこからか子猫の鳴き声が聞こえた。そして、草むらの中から鬼塚の前に一匹の子猫が現れた。どうやら誰にも拾われずに残されたらしいその子猫を、鬼塚はどうしても放っておくことができず、自宅に連れ帰るのだった。
トラを自宅に連れ帰ったものの、普段から厳格・頑固一徹で通してきたために、妻の
静子
や娘の
真由
に知られるわけにはいかなかった。鬼塚は考えた末に、会社が研修施設として借りているアパートの一室がたまたま空いていたため、そこでトラを飼うこととなった。こうして、会社にも家族にも知られてはならない、鬼塚とトラの密会が始まるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
上映前の初日舞台挨拶で、あのコワモテとも言うべき大杉漣さんが実は子猫のトラにメロメロになっていた事を告白し、さらには「撮影後もトラと離れられずに引き取ることにし、今は大杉トラです」と語り場内の笑いを誘った。共演の青山倫子さんが、トラと遊んでいると大杉さんが嫉妬したことを暴露し、大杉さんがタジタジとなりながらもその溺愛ぶりを素直に認めたのには大笑い。そして、そのトラが舞台に登場すると、大杉さんはトラを抱いて劇場の通路を後ろまで往復し、観客にトラを間近でお披露目するサービスもしてくれた。これは台本にはない大杉さんの完全なアドリブらしく、トラの可愛さを見せたくてたまらなかった気持ちが伝わってきた。そのおかげで、通路側に陣取っていた私の真横で大杉さんが立ち止まり、トラを間近で見て撫でてあげることもできた。実は私は猫嫌いの犬派なのだが、さすがにトラの可愛さには脱帽するしかなく、大杉さんの気持ちがよ〜く解る気がした。
そんな大杉さんのメロメロぶりを知った上で作品を観ると、演技ではなく地でやっていると思われるシーンが多々見られ、そのたびに場内からは笑いが巻き起こる楽しい上映となった。実は私は舞台挨拶のことなどは全く頭になく、当日券を窓口で購入する時に「舞台挨拶がある」と言われて初めて知った始末。おそらく、あの大杉さんのトラに対する溺愛ぶりを知らなければ、笑いが起きるシーンが随分減っていただろう事を考えると、偶然にも舞台挨拶の後に上映が行われる2回目を選んだのは実にラッキーだったと後から痛感した(ちなみに初回は上映後に舞台挨拶)。