評 価
File No.
0790
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年07月26日
製 作 国
アメリカ
監 督
ロブ・ミンコフ
上 映 時 間
105分
公開時コピー
無敵の帝国〈キングダム〉
呪いを解けるのは奴らだけ
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジャッキー・チェン
[as ルー・ヤン/オールド・ホップ]
ジェット・リー
[as サイレント・モンク/孫悟空]
マイケル・アンガラノ
[as ジェイソン・トリピティカス]
コリン・チョウ
[as ジェイド将軍]
リウ・イーフェイ
[as ゴールデン・スパロウ]
リー・ビンビン
[as 白髪魔女]
モーガン・ベンワー
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あ ら す じ
アメリカ、ボストン。カンフーオタクの
ジェイソン
は、チャイナタウンの老主人
オールド・ホップ
の店で、古びた金色の棒を見つける。そして、ホップの店がストリート・ギャングに襲われた夜、銃弾に倒れたホップはジェイソンに、金色の棒を持ち主に返して欲しいと託した。自らもギャングに追われたジェイソンは、追い詰められてビルの屋上から転落してしまう。
ジェイソンが意識を取り戻すと、そこは古代の中国だった。状況を把握できないまま突如現れた兵士たちの襲撃を受けたジェイソンは、
ルー・ヤン
と名乗る酔拳の達人に助けられる。ジェイソンはルー・ヤンから、この世界は悪の将軍
ジェイド
の圧政に苦しんでいること、世界を救うにはかつてジェイドの騙し討ちにあい石に封じ込められてしまった
孫悟空
を解放すること、そして、ジェイソンが持つ金色の棒は孫悟空の如意棒であり、ジェイソンは如意棒を孫悟空に届ける使命を帯びた“導かれし者”であることを告げた。そして、孫悟空を解放することこそ、ジェイソンが元の世界へ戻る唯一の方法だというのだった。
共に悟空を解放する旅に出ることになったジェイソンとルー・ヤンは、道中で投げ矢を使う女戦士
ゴールデン・スパロウ
や、やはり孫悟空を解放するために旅をしていた僧侶
サイレント・モンク
を仲間に加えた。そして、ルー・ヤンとサイレント・モンクという2人の師匠のもと、ジェイソンはカンフーの修行を始める。ところが、そんな彼らをジェイド将軍が雇った殺し屋
白髪魔女
率いる軍勢が襲う。4人は如意棒を奪おうとする白髪魔女から逃げ延びたが、魔女が放った毒矢にルー・ヤンが射られ、瀕死の重傷を負ってしまう。彼を助ける方法はただひとつ、ジェイド将軍が持つ不老不死の霊薬を与えることだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
久しぶりに本格カンフー・アクションを満喫させてもらった。最近は現代劇ばかりで時代劇(特に本格カンフー作)にはご無沙汰だったジャッキーだが、ジェット・リーとの競演とあって往年のようなカンフー・アクションを見せてくれているのが嬉しい。特に、2人が出会って最初に見せてくれる格闘シーンは、ジャッキーVSジェットの夢の競演にふさわしい嬉しい配慮だ。
こうなると、私個人としてはもうストーリーなどどうでもよく、たとえお伽話と言われようが、ファンタジーと言われようが、関係なくなってしまう。確かに、若い頃と比べればさすがのジャッキーも体力の衰えは隠せないかもしれない。しかし、それを補ってあまりある技にはますます磨きがかかり、そんな彼にはうってつけの酔拳という組み合わせが絶妙だ。また、ジェット・リーの孫悟空が実に似合っていて、あんなコミカルな仕種をするジェットは初めて観た気がする。
ラストのオチはだいたい想像がついてしまうが、逆にこちらの期待する通りに終わってくれるのが気持ちよかったりする。注文をつけたい点がないわけではないが、この際細かい粗を指摘するような野暮なことはしたくない。ただただ、2大スターのアクションに酔いしれる、この手の作品はそれで充分だと思う。