評　　　　 価 　

　
　 　 　 　
File No. 0803 　
　 　 　 　
製作年 ／ 公開日 　 2008年 ／ 2008年08月16日 　
　 　 　 　
製　　作　　国 　 日　　本 　
　 　 　 　
監　　　　　 督 　 サタケ　ミキオ 　
　 　 　 　
上　映　時　間 　 105分 　
　 　 　 　
公開時コピー 　 離婚からすべてが始まった。 　

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最初に観たメディア 　

Theater

Television

Video
　
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キ　ャ　ス　ト 　 宅間 孝行 ［as 南克之（かっつ）］
永作 博美 ［as 南雪（ゆき）］
鈴木 砂羽 ［as 石川えり（ひめ）］
二階堂 智 ［as 浪越文太（ぶんちゃん）］
阿南 敦子 ［as 和田政子（わだまさ）］
飯島 ぼぼぼ ［as 利根川一（トネイチ）］
尾高 杏奈 ［as 友永雪（少女時代）］
兼子 舜 ［as 南克之（少年時代）］
渡辺 大 ［as 浪越文太（少年時代）］
渡辺 いっけい
兵藤 ゆき
中村 獅童
うつみ 宮土理 ［as 南美佐子］
笑福亭 鶴瓶 ［as 南ひろし］ 		　
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あ　ら　す　じ 　 　映画プロデューサーの南克之は、高校時代の恋を実らせて雪と結婚した。20年前の高校時代、映画研究会に所属していた克之は、同じクラスの雪に恋心を抱いていた。けれども、雪はいつも男子生徒の中垣と一緒で克之が入り込む隙はなかった。結局、雪に思いを告げることができないまま卒業したが、13年後に開かれた同窓会をきっかけに雪との交際を始め、ついには念願の結婚にまでこぎ着けたのだった。
　けれども、雪を好きになればなるほど克之の中では中垣の存在が大きくなっていった。雪は中垣への想いを押し殺して自分と結婚した、そんな疑心暗鬼に陥り新進女優との不倫に走っていた克之は、ある日ついに雪に離婚を申し出る。そして、雪が素直に離婚を受け入れたことが、さらに克之の疑惑を深めるのだった。
　そんな中、克之の経営する映画会社が、取引先の不払いから窮地に陥ってしまう。そして、折り悪く高校時代の同級生で雪の親友のひめから、雪が余命3ヶ月だという衝撃の事実を告げられる。雪と過ごした時間に思いを巡らせ、最後に雪のためになにかしてあげたい、そう願った克之は、雪を中垣に会わせてあげようと同窓会を企画するのだが・・・・・。 		　
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たぴおか的コメント 　 　軽妙なタッチで描かれたコメディ作品。高校時代から想い続けてきた雪は、主人公克之にとっては宝物とも言うべき存在。そして、宝物とうやつは手に入れるまでのプロセスが最も楽しいのであって、えてして手に入れた後は金庫にでも保管したままその存在を忘れがちになってしまう。それが、どれほど自分にとって大切なのか、それを手に入れるためにどれだけ苦労したのかを。雪が余命3ヶ月だと知って克之はそのことに気づくのが皮肉だが、実はラストで意外な結末が明かされる。おそらく、勘のいい人であれば早い時期でそのことに気づくかも知れない。
　相変わらず年齢を感じさせない永作博美もいいのだが、この作品で彼女より目を惹いたのが、高校時代の雪を演じた尾高杏奈だ。どこかで観たことがあるようなないような気がして出演歴を調べて納得。『四日間の奇蹟射』で精神障害を持つ千織を演じたのが彼女だった。前回はその演技力で、今回はそのルックスの可愛さで常にインパクトを与えてくれる彼女のこれからが非常に楽しみだ。