評     価  

 
       
File No. 0806  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年08月16日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   安里 麻里  
       
上 映 時 間   70分  
       
公開時コピー   このゲーム、クリアしなきゃ死んじゃうの?  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   荒井 萌 [as メイ]
星井 七瀬 [as チカコ]
馬場 徹 [as ケンタロウ]
斉藤 崇 [as ユキヒコ]
吉川 まりあ [as コトミ]
泉澤 俊希 [as タイチ]
金井 勇太 [as ショウ]
戸田 昌宏 [as マキノ]
 
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あ ら す じ    東京郊外にある遊園地に、ホラーゲーム「トワイライトシンドローム」のイベントに参加するために集まった7人の若者たち。大学生のショウ、お嬢様女子大生のコトミ、フリーターのケンタロウ、ニートのユキヒコ、高校生のタイチ、ファッションにしか興味のないチカコ、そして対人恐怖症で引きこもりのメイ。イベントホールに集合した彼ら7人の前にピエロの格好をした男が現れ、ゲームの説明を始めた。
 用意された新作ゲームはコンピュータゲームではなく、自らの知力や体力・精神力を駆使してステージをクリアしていくという体験型のゲームだった。「ゲームのことは口外しない」というルールを破ったタイチがゲームに参加することなく失格となり、残る6人でゲームは開始される。最初にゲームオーバーとなったのは、自分はクリアしたものの最後に残ったケンタロウを助けるためにうっかりルール違反をしてしまったショウだった。そして、失格となったショウは鉄杭で貫かれて殺されてしまう。ゲームオーバーとなった者には残虐な死が待っているという、死のサバイバルゲームだったのだ。遊園地の周囲には死のトラップが張り巡らされており、逃げだそうとしたコトミが全身黒コゲとなって死んでしまう。生きて脱出するには、最後の一人となってゲームをクリアするしかないとピエロは言う。果たして、このゲームをすべてクリアして生き残る者はいるのだろうか?
 
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たぴおか的コメント    先に公開された『トワイライトシンドローム デッドクルーズ』と共に、ゲーム「トワイライトシンドローム」の最新作「禁じられた都市伝説」の発売に合わせて、その世界観を映画化した作品。この作品も決して悪いとは思わないが、迫り来る恐怖といい作品としての完成度といい、いずれも『デッドクルーズ』の方が上回っているように思える。加えて、『デッドクルーズ』は人物設定が明確で分かり易いのに対して、『デッドゴーランド』は誰が主人公なのかがわかるまでに相当な時間を要したのもマイナス点ではないだろうか。
 それと、これは直接作品には関係ないことなのだが・・・・・当然のことながらこの作品はコメディなどではなく、(あくまでも個人的な所感ではあるが)笑うようなシーンなどないのにもかかわらず、2〜3名の輩が随所で大声で笑っていたのは信じ難く、映画自体よりもそういう人間が存在することの方に怖さを感じ背筋に悪寒すら走った。一体何がおかしいというのだろうか全く理解不能で、私には彼らは精神状態が完全に病んでいるとしか思えず、おそらくはああいう連中が犯罪に走るのだろうなどと妙に納得してしまった。