評     価  

 
       
File No. 0823  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年09月06日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ダリオ・ピアナ  
       
上 映 時 間   87分  
       
公開時コピー  

“死”
それは始まりのサインだった・・・。
未曾有のエンドレス・デス・サスペンスが観る者の脳内を刺激する!!
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   マイク・ヴォーゲル [as イアン・ストーン]
クリスティーナ・コール [as ジェニー]
ジェイミー・マーレイ [as メディア]
マイケル・フィースト [as グレイ]
アンドリュー・バカン [as ライアン]
マイケル・ディクソン [as ブラッド・コップル]
チャーリー・アンソン [as ジョシュ・ホフマン]
 
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あ ら す じ    アイスホッケーのスター選手イアン・ストーンは、恋人のジェニーとの仲も円満で満ち足りた生活を送っていた。ところがある日踏切で何者かに襲われ、列車に轢かれて死んでしまう。
 イアンが気がつくとそこはガラス張りのオフィスで、同僚のジェーンと他愛のない会話を楽しみながらも、家に帰れば恋人のメディアが待っていた。ところが、イアンは自分の過去に存在しないはずの記憶があることに気づいた。そして次の日、イアンはグレイという見知らぬ男に「君は奴らから狙われている」と告げられる。奴らとは誰なのか?グレイは何かに襲われ、イアンはその場から逃げ出すが、助けを求めたメディアに殺されてしまう。
 「危ない!」という声に気づいたイアンは、客のジェニーをタクシーで送り届ける途中だった。彼女を送り届けたイアンに、見覚えのある男が「ジェニーを守れ!」と告げる。この時イアンは初めて、彼の近くにいつもジェニーがいたことを思い出した。
 気がついたイアンの左腕は注射針の跡だらけだった。朦朧とする意識の中、イアンが一つだけはっきりと覚えていたこと、それはジェニーを守ることだった。彼の部屋の上の住人であるジェニーを連れ出したイアンは、三たびグレイと会話を交わし、彼を狙う連中が何者なのかを知らされる。そして、彼は悟った。「今日も僕は殺される」と・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    劇場で何度も予告編を見せられて、かなり期待して見に行った作品なのだが、結論を言えばそこそこ悪くない出来だったと思う。主人公イアンが死ぬたびに新しい世界が生まれているという設定は一見斬新に思えるが、実は根底に『バタフライ・エフェクト』の影が見え隠れしている気がしないでもない。また、“ハーベスト”と呼ばれる連中が一体何物なのかが全く明かされておらず、また、なぜに毎日彼を殺して新しい“日常”を造ろうとしているのかも説得力に欠けることは否定できない。また、イアンが他のハーベスト達とどこがどうユニークなのかもわからない。すべては彼らの姿同様煙に巻かれたように謎なのだ。
 主人公のイアンを演じたマイク・ヴォーゲルは、どこかで見たような顔だと思ったら、あの『クローバーフィールド』で東京行きが決まったロブの弟ジェイソンを演じていたと知って納得。彼を狙うハーベストのメディアを演じたジェイミー・マーレイの美しいが冷たい表情と、それに対するジェニー役のクリスティーナ・コールの可愛いくて穏やかな表情が対照的で、追う者と追われる者にふさわしいキャスティングだと感じた。もちろん、私はジェイミーよりもクリスティーナの方が断然好みです(笑)。