評     価  

 
       
File No. 0825  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年08月30日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   スティーヴ・マイナー  
       
上 映 時 間   85分  
       
公開時コピー   脱出せよ!弱肉強食のサバイバル・ゾーン。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ミーナ・スヴァーリ [as サラ・クロス]
ヴィング・レイムス [as ローズ大尉]
ニック・キャノン [as サラザール]
マイケル・ウェルチ [as トレヴァー]
スターク・サンズ [as バッド・クレイン]
アナリン・マコード [as ニーナ]
クリスタ・キャンベル [as ライトナー夫人]
マット・リッピー [as Dr.ローガン]
パット・キルベイン [as Dr.エンゲル]
 
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あ ら す じ    コロラド州のとある小さな町が、免疫隔離の演習という名目で州兵部隊によって封鎖された。サラ・クロス伍長が町を巡回中に自宅に立ち寄ると、彼女の母親が高熱と咳に苦しんでいた。ところが、母親を連れて病院を訪れたサラは、すでに病院内が母親と同じ症状の患者であふれかえっていた。そして、彼女はその後驚くべき事態を目撃することになる。病院内にあふれかえった患者達が次々とゾンビと化して、他の人間を襲い始めたのだ。
 ゾンビに噛まれた者はもちろん、ウイルスの空気感染によって、ゾンビは瞬く間に爆発的な数に膨れあがる。兵士たちも次々と餌食となり、やがて健常者はサラをはじめとするわずか数名を残すだけとなった。彼らは病院を脱出し、今は使用されていない郊外の基地へと逃れたが、そこで軍によるおそるべき実験が行われていたことを知るのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    このところ結構頻繁に観ている気がするゾンビ物の作品。通常ゾンビというと、噛まれた者がゾンビ化して次々に人を襲うというのが一般的(?)だが、この作品のゾンビは恐るべき事に空気感染するらしい。感染した兆候としてまずは咳がでて、次に鼻血が出たらめでたくゾンビの出来上がり!・・・・・なんて冗談はさておいて、主演のミーナ・スヴァーリが、あんなに小さくて華奢な女の子で大丈夫なのか?と思わせるところはいい。彼女を守るナイト役の男性もちゃんと用意されているし。
 しかし、結構粗も目立つこの作品。決定的なのは、空気感染なのに主人公一団がなぜゾンビ化しなかったのかという点。たまたま彼ら全員が細菌に対して免疫があった、ではあまりにご都合主義に過ぎるし、ゾンビに襲われる極限状態が今ひとつ味わえないのは寂しい。また、感染が舞台となった小さな街だけなのか、他の街にも感染していないのかが全く不明で、ラストで危地を脱出したのはいいが、それからどこへ行ったのか、その先にはゾンビがいないのか、すべてがわからないままなのはつらい。ただ一点、仲間がゾンビ化したのに人に噛みつこうとせず、その理由としてのサラの説明が「菜食主義だから」というのには笑った。