評     価  

 
       
File No. 0832  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年09月27日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジョン・ファヴロー  
       
上 映 時 間   125分  
       
公開時コピー  
装着せよ
強き自分
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ロバート・ダウニー・Jr [as トニー・スターク]
ジェフ・ブリッジス [as オバディア・ステイン]
テレンス・ハワード [as ローディ]
グウィネス・パルトロー [as ペッパー・ポッツ]
ショーン・トーブ [as イェンセン]
レスリー・ビブ
ファラン・タヒール
サミュエル・L・ジャクソン
 
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あ ら す じ    トニー・スタークは、世界最大の軍事企業スターク・インダストリーズのCEOであり、同時に希有の天才発明家だった。ある時アフガニスタンで自社兵器のデモ実験を行っていたトニーは、テロ組織の襲撃を受けて拉致されてしまう。捕虜となったトニーに対してテロリストたちは、襲撃時にデモ実験を行っていた新兵器“ジェリコ”を、彼らのために開発することを強要する。トニーはテロリストに協力するふりを装いながらも、辺りにあるスクラップを利用して戦闘用のパワードスーツを作り上げた。そして、パワードスーツの圧倒的な破壊力とパワーを駆使して、かろうじてテロリストのアジトからの脱出に成功するのだった。
 秘書のペッパー・ポッツに迎えられて生還したトニーは、スターク・インダストリーズが開発した兵器がテロに使用され、多くの人々の生命を奪っている現実を知りショックを受ける。そして、は今後一切兵器開発を行わないと宣言した。そして、テロ撲滅を行うべく、新たなパワードスーツの開発に着手するのだった。ところが、これに異を唱えたのがスターク・インダストリーズ社ナンバー2のオバディア・ステインだった。一方、アフガニスタンではトニーを拉致したテロリスト達が、トニーが脱出に使用したパワードスーツの破片をすべて回収して再現させようと企てていた。そして、彼らと手を組んでいたのは、トニーの腹心でありスターク・インダストリーズ社ナンバー2のオバディア・ステインだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    う〜ん、これが2008年の全米オープニング興行収入第1位の作品・・・・・?そもそも、『アイアンマン』なんてネーミングが安直過ぎるし、それにあの造形は何とかならないものか。やたらゴテゴテとした作りにド派手なカラーリングといい、いかにも典型的なアメコミのキャラクター感に加え、あのマスクの不細工なことといったらもう・・・・・最期まで笑わずに観られたのが不思議なくらいだ。そして、さらに私の不満は続くわけで、この手の作品につきもののヒロインがグウィネス・パルトローというのもツラい。
 同じアメコミ原作の『ダークナイト』に比べると、ストーリーも今ひとつ現実味が感じられないが、そもそもリアルさを徹底的に追求した『ダークナイト』とこの作品とは、向かっている方向が違っているのだろう。この作品はあくまで娯楽大作の王道をこれでもかとばかりに突き進む作品であり、細部に及ぶような緻密さを求めるべきではない。そう言う意味では、2時間の尺を感じさせず、最期まで退屈することなく観ることができる佳作と言っていい。疲れている時でも眠気に襲われることなくス、クリーンに集中することができる作品だ。