評     価  

 
       
File No. 0841  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2008年07月19日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   岩松 了  
       
上 映 時 間   118分  
       
公開時コピー  
結婚しても、しなくても、どのみち君は後悔することになる
ソクラテス
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   オダギリ ジョー [as 神埼民男]
麻生 久美子 [as 三枝瞳]
小林 薫 [as 透]
冨士 眞奈美 [as レイコ]
忌野 清志郎 [as 変な男]
原田 貴和子 [as 日傘の女性]
石田 えり [as 宗形]
大竹 しのぶ [as 宮地雪江]
原田 芳雄 [as 神埼伸男]
 
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あ ら す じ    奥手で引っ込み思案の神埼民男は、母親を亡くして父伸男との男所帯で暮らしていた。結婚をせかす伸男に勧められてお見合いを重ねるが、なぜか自分から断ってしまうために未だに独身だった民男。ところが、伸男の会社の社長から紹介された見合いで、ついに民男は理想の相手と巡り会うのだった。
 その女性三枝瞳は浴衣が似合う清楚な女性で、何度かデートを繰り返すうち以外にもすんなりと結婚を承諾してくれる。ついに伸男の苦労が報われる時が訪れたのだ。その伸男はというと職場の同僚の女性宮地雪江と密かに交際していて、いずれは民男にも彼女を紹介するつもりでいた。ところが、ある時を境に急に宮地の伸男に対する態度がよそよそしくなる。原因は、伸男の亡くなった妻の弟で、15年前にアメリカに行ったきりだったはずのだった。
 そして、ついに民男と瞳の結婚式当日となる。教会の末席では、場をわきまえずにいちゃつく透と宮地、それが気になって仕方ない民男。伸男の頭にはなぜか瞳と2人きりのシーンの回想が。やがて、瞳を一生愛するかと誓いの言葉を求められる民男。次の瞬間、民男と伸男がとったあまりに突拍子もない行動とは・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    気がついたらシネスイッチ銀座での公開が終わってしまい、どうせオダギリジョーが主演だから観なくてもいいか、なんて思っていたところ、地元のシネコンで公開が始まったために、それならばと足を運んでみたのだが・・・・・実にユル〜イ作品で、おまけにオダギリジョーの相変わらずの単調な演技のため午前中だというのに思い切り睡魔に誘われてしまった。
 周囲を固める俳優陣は、原田芳雄、麻生久美子、小林薫、大竹しのぶといずれも芸達者な面々であることに多分に救われていると思う。また、田中哲司や光石研、原田貴和子、忌野清志郎といったキャストが、意外なシーンでカメオ出演しているのを探すのもまた一興だ。
 それにしても、あのラストシーンはどうしてああなるかなぁ・・・・・『卒業』の逆バージョンというか、父と息子が手を取り合って式場から逃げるとは。なんとも理解に苦しむ終わり方の作品だった。悪くない作品だとは思うのだが、そのユルさ、そして、主演がオダギリジョーであることから、個人的には正直に好みだとは言い難い作品。