評     価  

 
       
File No. 0852  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年10月25日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   エリック・ブレヴィグ  
       
上 映 時 間   92分  
       
公開時コピー   未体験の90分!!ようこそ、地球の中心へ。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ブレンダン・フレイザー [as トレバー・アンダーソン]
ジョシュ・ハッチャーソン [as ショーン・アンダーソン]
アニタ・ブリエム [as ハンナ]
セス・マイヤーズ [as アラン]
ジャン・ミシェル・パレ [as マックス・アンダーソン]
ジェーン・ウィーラー [as エリザベス]
フランク・フォンテイン [as 老人]
 
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あ ら す じ    大学教授で地質学者のトレバー・アンダーソンは、10年前に行方不明になった兄マックスの研究を引き継いで、地球内部のマントルの裂け目の存在を証明しようとしていた。しかし、研究は遅々として進まず、大学からは研究室の閉鎖を宣告されてしまう。
 ある日、義姉のエリザベスに頼まれて、トレバーはマックスの息子ショーンを1週間預かることになる。トレバーはショーンにマックスの遺品を渡すが、その中にあったジュール・ヴェルヌの小説「地底旅行」を何気なく開いてみると、あちこちにマックスがメモを書き残していた。そして、そこに書かれた10年前の地震センサーの計測値が現在と全く同じ値を示していた。トレバーは10年前と同じ状況の今がマックス失踪の謎を解くチャンスと考え、地震計が反応している4カ所のうち今までは無反応だったアイスランドの調査を行うことを決意した。そして、父の事を知りたいショーンも強引にトレバーに同行することとなった。
 アイスランドに着いた2人は今は閉鎖された地震研究所を訪ね、そこの助手を務めていた女性ハンナにガイドを頼み、地震センサーが設置されているスネフェルス山へと向かう。ところが、急な落雷に遭遇して逃げ込んだ洞窟に閉じこめられてしまった3人は、出口を探していてさらに遥か地中深くへと続く竪穴に落ちてしまう。彼らが着いた先は、地上では絶滅してしまった太古の動植物が生息する、ヴェルヌの「地底旅行」に書かれていたそのままの世界だった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    私の最もよく利用している地元シネコンでは日本語吹替版のみの上映。どうやら、ターゲットを完全に親子連れに絞ったようだが、客層は完全にその通り子ども連れが大半を占めていた。どうも子ども連れが多いと、上映中のおしゃべりや音を立てたりとマナー違反が多いのが困るのだが。今回も例に漏れず、おしゃべりやバリバリと袋の音を立ててスナックを食べたりと、よっぽど声を出して注意しようかと思った。そして、許せないのはそういう違反行為をやっているのが大抵母親なのだ。こどもは映画に夢中になったらそんな真似はしないから。
 さて、作品の中身は確かに子ども向けとも言っていいファンタジー・アクション作だ。私の乏しい地学の知識では、地球の地表下何千キロへも降下したら、温度は地表と比較にならないほど熱いのではないかと思う。地下を水中へと落下するシーンも、あれだけの時間落下すれば水面の硬度はコンクリートに等しいはずで、間違いなく3人とも即死だろう。いや、それ以前に意識を保っていられるはずがない。また、日光の当たらない地下世界に緑色をした植物が生い茂っているのも謎。まぁ、そういう細かい点を気にして観る作品ではないのだが。
 子ども向けとも言うべき作品の主役にブレンダン・フレイザーはいかがなものかと思ったのだが、彼のコミカルな持ち味を生かしながらも老若男女を問わずに楽しませてくれるそのサービス精神はさすがだ。また、ガイド役のハンナを演じたアニタ・ブリエムが、途中からタンクトップになってくれて、健康的なお色気を披露してくれているのもいい。ちなみに、中盤で3人がトロッコに乗って地下を下るシーンがあるが、途中でレールが途切れているのを強行突破するなど、どう見ても『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を意識しているとしか思えない。