評 価
File No.
0861
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年11月08日
製 作 国
アメリカ
監 督
ジョージ・クルーニー
上 映 時 間
113分
公開時コピー
遠まわりするほど、楽しいのが大人の恋。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジョージ・クルーニー
[as ドッジ・コネリー]
レニー・ゼルウィガー
[as レクシー・リトルトン]
ジョン・クラシンスキー
[as カーター・ラザフォード]
ジョナサン・プライス
[as C.C.フレイジャー]
スティーヴン・ルート
ウェイン・デュヴァル
キース・ロネカー
マルコム・グッドウィン
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あ ら す じ
1925年のアメリカ。アメリカン・フットボールのプロ選手
ドッジ・コネリー
は、殴り合いや反則すれすれのラフ・プレイが売りの“ダルース・ブルドッグス”のキャプテンだった。しかし、創設間もないアメフト・リーグのチームはどこも、観客が集まらずに資金不足でスポンサーも付かず、解散寸前の危機を迎えていた。
そんな状況の中、ドッジが目をつけたのはカレッジ・フットボールのスター選手
カーター・ラザフォード
だった。圧倒的なスピードを誇るカーターは、第一次大戦での英雄で受勲したという華々しい経歴に加え、甘いマスクで今や国民的な大スター選手だった。カーターをブルドッグスに入団させれば、観客が押し寄せてチームも潤う、そう考えたドッジは、早速愛車のサイドカーバイクを駆って、カーターの滞在するシカゴへと向かうのだった。
トリビューン紙の敏腕記者
レクシー・リトルトン
は編集長から、昇進を餌にカーターの武勇伝が実は嘘であるという暴露記事を書くことを命じられる。スター選手の密着取材という名目でカーターに近づいたレクシーを目ざとく見つけたのは、同じくカーター目当てで訪れたドッジだった。そして、早速彼はあの手この手の口八丁手八丁でレクシーを口説きにかかるのだが、2人の駆け引きに割り込んだのがなんとカーター本人だった。彼は都会的で頭の切れるレクシーにすっかり心を奪われてしまっていたのだ。
カーターのエージェントで金に目が眩んだ
C.C.フレイジャー
をドッジは見事に丸め込み、晴れてカーターはブルドッグスの一員となる。そして、カーターの独占取材のためにレクシーは各地を転戦するブルドッグスに貼り付くことになった。相変わらず、レクシーとドッジ、そしてカーターの三角関係は続いていたが、ある時カーターはレクシーが自分に近づいてきた真の目的を知ってしまい、3人の関係は大きな転機を迎えるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
ジョージ・クルーニーが自らメガホンを取った作品で、初めて主演を務めた作品。ちなみに、原題の“LEATHERHEADS”とは、当時のラガーが着用するヘルメットが革でできていたことによるものだと思われる。観る前からわかってはいたのだが、やっぱりレニーゼルウィガーがどうしても好きになれない。実年齢が39歳だが、どう見ても40歳は越えているようにしか見えず、作品中での31歳という設定は百歩どころか千歩や一万歩譲ろうとも受け入れられない。まぁ、それを言ってしまえば、実年齢47歳のジョージ・クルーニーがプロの現役ラガーマンというのも充分に無理があるが(笑)。
レニー云々はともかくとして、作品自体は安心してみられるラブコメディに仕上がっていると言えるだろう。一昔前のドタバタ劇のようなセンスの古さを感じないでもないが。それはいいのだが、レニー扮するレクシーを巡ってジョージ・クルーニー扮するドッジはともかく、まだ学生という設定のカーターまでが三角関係に落ちてしまうというのは、しつこいようだがいくらドラマとはいえあまりに信じ難い設定ではある。とはいえ、さすがにジョージもレニーもベテランらしく、2人の掛け合いは実にこなれていてまさに余裕たっぷりの「オトナの恋愛」が楽しめる。また、ドッジが属するラグビーチーム・ブルドッグスの試合もコミカルで悪くない。特に、ラストのシカゴとの試合は、雨でぬかるんだグラウンドでの文字通り泥仕合は、敵味方の区別すらつかない泥レスさながらで、そんな中ついにドッジが見せる姑息な手段は笑える。それだけに、個人的にはレクシー役の女優の人選にもっとこだわって欲しかったと痛切に思う(笑)。