評 価
File No.
0873
製作年 / 公開日
2008年 / 2008年11月29日
製 作 国
韓 国
監 督
クァク・ジョエン
上 映 時 間
115分
公開時コピー
怪力やめます!
好きな人ができたもので・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
シン・ミナ
[as ソフイ]
オン・ジュワン
[as イリョン]
ユゴン
[as ジュンモ]
イム・イェジン
チェ・ジェソン
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
女子大生の
ソフィ
は、超人的な力を誇る伝説のブリン(武林)界の名門四家の一つ、カン家の一人娘だった。怪力部のエースの彼女はサークルの催しで、材木で殴られたり炭火や釘の上を歩いても平気という「鉄人姫」の主役を演じるが、ステージは大不評に終わった上に、観客からヤジを飛ばされて落ち込んでしまう。そんなソフィはある日、大学のアイスホッケー部のエースでイケメンの青年
ジュンモ
に一目惚れし、武術を封印して女の子らしく振る舞おうと決意する。
ソフィは何とかジュンモの気を惹こうと試みるが、ジュンモはソフィのことなど一向に眼中になかった。そんなソフィの前に、幼なじみで同じブリンの四家の一つの息子である
イリョン
が現れる。実はイリョンは、ソフィの父親から彼女を武術の世界に連れ戻すように頼まれていたのだ。そんなことは知る由もないソフィは、一緒に武術大会に出場しようというイリョンの誘いも冷たくあしらい全くその気を見せなかった。
一方、ブリンの世界では何者かが四家の長を襲い、ソフィの父も重傷を負わされてしまう。残された四家の長たちは、犯人は3年前の武術大会で神剣“清明剣”を盗んだ、ブリン界最強の敵フッポンだいう。そして、今フッポンに太刀打ちできるのは、幼い頃から武術の神童とまで謳われたソフィしかいなかった。ソフィは父の敵を討つためにも、一度は封印しようとした武術の訓練を再開し、ついにフッポンに闘いを挑むこととなったのだが、現れたフッポンの正体はソフィが思いもしなかった意外な人物だった・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
う〜ん、何なんだろうね、これは・・・・・。現代劇のはずなのに格闘シーンは完璧に時代劇のノリ。ワイヤーアクションを使いまくりで、まるでチャン・イーモウ監督作品を観ているような錯覚を覚える。そして、コメディのはずなのにいまひとつ笑えない。クァク・ジョエン監督といえば、ミシェル・ゴンドリー監督=『エターナル・サンシャイン』という等式が成り立つのと同様で、やはりどうしても『猟奇的な彼女』のような作品を期待してしまうため、そのたびに期待を裏切られている気がする。しかも、『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』の2作で主役を演じたチョン・ジヒョンを今回は使っていない。彼女のファンとしてはこれがとても残念。
今回主役のソフィを演じたシン・ミナだが、美形と言うよりは明らかにファニーフェイス系のルックスで、今ひとつ魅力を感じられないのもツラい。せめてチョン・ジヒョンとはいかなくとも、ハ・ジウォンあたりを主役にしてくれれば、もっと作品自体の好感度が上がったと思われる。とは言うものの、いくら主演女優を替えてみたところで、ストーリーの陳腐さは如何ともし難いわけで、私の独断と偏見によるクァク・ジョエン監督の“彼女シリーズ”の評価では、『猟奇的な彼女』『僕の彼女はサイボーグ』が「勝ち組」に属するのに対し、『僕の彼女を紹介します』とこの『最強☆彼女』は残念ながら「負け組」とせざるを得ないだろう。