評     価  

 
       
File No. 0878  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年12月06日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   植田 尚  
       
上 映 時 間   105分  
       
公開時コピー   死ぬな。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   高橋 克典 [as 只野仁]
櫻井 淳子 [as 坪内紀子]
永井 大 [as 森脇幸一]
蛯原 友里 [as 山吹一恵]
田山 涼成 [as 佐川和男]
近江谷 太朗 [as 野村俊男]
斉藤 優 [as 久保順平]
椎名 法子 [as 瀬尾広子]
細野 佑美子 [as 足立和美]
秋山 莉奈 [as シルビア]
西川 史子 [as 加藤エミ]
長谷川 初範 [as 安西虎彦]
吹越 満 [as 村川秀行]
デビッド伊東 [as 堀口]
桑名 正博 [as 田中伸介]
松澤 一之 [as 吉川]
チェ・ホンマン [as チョウ]
赤井 英和 [as 山西裕一]
小澤 マリア [as アニータ]
春咲 あずみ [as 陳満珍]
早美 あい [as あいみん]
りりあん [as りりたん]
三浦 理恵子 [as 新水真由子]
梅宮 辰夫 [as 黒川重蔵]
 
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あ ら す じ    大手広告代理店・電王堂の総務2課係長只野仁は、昼間はうだつの上がらない窓際係長だったが、その裏には会長・黒川重蔵の命を受け、社内外のトラブルを秘密裏に解決する“特命係長”というもう一つの顔を持っていた。ある日只野は黒川会長に呼び出され、電王堂が手がける「フラワー・アース・フェスタ 2008」のイメージキャラクターをつとめるグラドルシルビア護衛と身辺調査を命じられた。彼女は“暗黒王子”と名乗る人物から脅迫状を受け取っていたのだ。
 早速只野は、シルビアが所属する事務所に潜り込み、シルビアのマネージャー加藤エミの指示のもとシルビアの護衛に当たる。そして、シルビアに付き添って訪れた大阪で、イベントの責任者である電王堂大阪支社の山西裕一と意気投合する。山西のためにもイベントを成功させたいと只野は願うが、その矢先シルビアが拉致されてしまい、只野は現れた謎の大男チョウに打ち負かされてしまう。
 しかし、手がかりは残っていた。怪しいと睨んでいた同じ電王堂の社員村川秀行の口座に、3,000万という大金が振り込まれていたことが判明したのだ。それを知った山西は、振り込んだ相手を調べ上げ、ついに黒幕の正体を突き止める。ところが、連絡をもらい只野が山西のマンションを訪れた時、山西は何者かに刺されてすでに息絶えようとしていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この作品は言わずとしれた高橋克典主演のTVシリーズを映画化したものだが、元となるドラマは一度も観たことがない。ただ、柳沢きみお原作のコミックは何度か読んだことがあるので、大まかな内容だけは知っていたつもり・・・・・なのだが、作品を実際に観てみると徹頭徹尾ハードボイルドだろうという予想は見事に裏切られた。西川史子扮する加藤エミのキャラクターや“最大の敵”と称されるチェ・ホンマン扮するチョウの最後をみると、どう考えてもコメディにしか思えない。どうでもいいけど、ターミネーターじゃないんだからジェット機から落下して助かる人間なんているわけないよ。たとえ、落ちた場所が女性専用の露天風呂だったとしても(笑)。そう思って某映画サイトを見たら、この作品のジャンルはあ「コメディ、アクション」とあって納得。
 それにしても、もともと体格はいいと思っていたが、高橋のあの鍛えられた肉体には驚かされる。クライマックスのチョウとの格闘シーンでは上半身裸になって、あたかもブルース・リーの『ドラゴンへの道』を観るような思いがした。そして、赤井英和が久しぶり(私にとってはドラマの『高校教師』以来)にいい演技を見せてくれて、唯一感動できるシーンを作り上げているのがいい。作品の性質上、粗を探そうと思えば結構見つかるのだが、細かいところは気にせずに観るべき作品だろう。原作やドラマを知らなくても全く何の障害にもならないので、誰が観ても充分に楽しめる作品ではある。ただし、高橋克典がかなり脂っこいので、アッサリ系のキャラが好みの女性にはツライかもしれない(笑)。