評     価  

 
       
File No. 0888  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2008年12月20日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   村上 正典  
       
上 映 時 間   106分  
       
公開時コピー   純愛はキレイゴトじゃない。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   南沢 奈央 [as 竹宮芽衣]
溝端 淳平 [as 西野敦史]
木村 了 [as 高橋陸]
岡本 玲 [as 山岸美亜]
石橋 杏奈 [as 田所麻美]
桜庭 ななみ [as 中川沙良]
柳下 大 [as 藤原夏樹]
鈴木 かすみ [as 中西優梨]
田島 亮 [as 神谷充]

岩田 さゆり [as 竹宮春菜]
矢崎 広 [as 篠崎悠哉]
平田 薫 [as 川口ミヤビ]
若葉 竜也 [as 安田愁]
鈴木 浩介 [as 太田一平]
松田 賢二 [as 村越浩市]
甲本 雅裕 [as 竹宮寿久]
山本 未來 [as 西野夏実]
小木 茂光 [as 森崎孝道]
渡辺 典子 [as 竹宮幸子]
 
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あ ら す じ    中学2年の竹宮芽衣は、同じクラスの西野敦史と親しくなる。2人の生年月日は同じ1992年2月29日であり、しかも8歳の時にすでに出会っていたことを知り、運命的なつながりを感じた2人は互いに惹かれあっていく。しかし、修学旅行の夜、敦史の母親夏実が事故に遭ったために、敦史は次の日の自由行動で芽衣と2人で過ごすのを目前に帰宅しなければならなくなった。そして、この時を境に2人は運命のいたずらに翻弄されることになる。
 翌日の自由行動では、芽衣は仲間と離れて一人ビードロに絵付けをするために単独行動をとるが、密かに芽衣に思いを寄せる高橋が強引に芽衣と行動を共にする。そして、偶然それを目撃した沙良は、前の晩に高橋への想いをを芽衣に打ち明けたことに対する裏切りと思い込み、ホテルに戻ると芽衣の説明を聞こうともせずにホテルの屋上から投身自殺を図ってしまう。
 修学旅行から戻ると、芽衣は沙良の自殺のことでクラス中から非難を浴びてしまう。黒板には芽衣を責める殴り書き、そして携帯には嫌がらせメールが次々と送信されてくる。そんな芽衣を守ってくれたのは敦史ではなく高橋だった。敦史とは修学旅行で別れて以来ずっと音信不通の状態が続いていた。しかし、そんな敦史から呼び出しのメールが届く。自分で絵付けしたビードロのお土産を手に喜んで家を飛び出す芽衣だったが、敦史からは予想もしていなかった言葉を聞かされる。「別れよう」と・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ガッキーの『恋空』といいこの作品といい、ケータイ小説ってみんなこんななのか?内容は薄っぺらで底が浅く、そのため次から次へとあり得ないような事件を連発して読者の興味を惹こうとするかのよう。あり得ないと言えば、芽衣の母親の幸子の理不尽な頼みを聞き入れて簡単に身を引いてしまう敦史もあり得なければ、幸子が芽衣に打ち明けた理由が何を言ってるんだか意味不明。芽衣に好きな相手を取られたと誤解して、説明も聞かずに芽衣の目の前でホテルの屋上から投身自殺を図る沙良も信じ難い。あれほど芽衣が好きだったくせに付き合うことになった途端暴力を振るうタカちゃんの豹変ぶり、そして、そのタカちゃんが再び豹変して「友達に戻ろう」なんて、一体彼はどういう性格をしてるんだ?
 ラストシーンで芽衣と敦史がせっかく誕生日に再会したのに、その次の言動がこれまた私には理解不能。山本未來扮する敦史の母親のダメさ加減もあそこまでくると立派だし、対する芽衣の両親も子供のことを考えているようで実は自分中心のダメ親。唯一救いになったのは、南沢奈央の健康的な可愛さだけという始末。もうケータイ小説を映画化した作品を観るのはやめようかという気にさせられる作品だ。