評 価
File No.
0917
製作年 / 公開日
2008年 / 2009年02月07日
製 作 国
日 本
監 督
宮野 雅之
上 映 時 間
94分
公開時コピー
みんな、おかしいほど、生きている。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
成宮 寛貴
[as 栗野健治]
村上 知子
[as 玉木小百合]
中村 ゆり
[as 佐藤智子]
吉村 崇
[as 青柳光一]
皆川 猿時
[as 杉山博]
濱田 マリ
[as 佐藤良枝]
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あ ら す じ
渋谷のセンター街で女性を口説き落とすことを生業とする、風俗専門スカウトマン
栗野健治
。引っかけた女性を自分の部屋に連れ込んでは女性の機嫌をとり、一晩中セックスの相手をする。そんな栗野のセックスライフを盗聴していたのは、彼の部屋の下に住む32歳の売れないフリーライターの
杉山博
。一流大学卒の学歴を持ちながら、その相撲取りのような体格とさえないルックスから女性に敬遠され、今ではほとんど部屋に引きこもり、夜には天井に耳を当てて栗野が相手をする女性のあえぎ声を聞きながら自慰をする毎日だった。
ある夜ベロベロに酔っぱらった杉山は、居酒屋で知り合ったアニメ声の太った女性
玉木小百合
のマンションへ直行し、そこで何度も体を交えた。ところがこの女、自分と部屋に誘い込んだ男との一部始終を隠し撮りし、それをデブ専のDVDとして売って儲けていたのだ。そして、当然のことながら杉山が出演したDVDもアダルトショップに並ぶ羽目になった。
デパートに勤務する
佐藤智子
は、ある日センター街で栗野にスカウトされ、言われるままに風俗へ身を落とす。そして、栗野の言葉が嘘であることを知りながらも惹かれていった智子は、ついにAV出演を決意した。
渋谷のカラオケボックスで働くSFオタク青年の
青柳光一
は、ヘタレの自分は世を忍ぶ仮の姿だと思い込んでいた。彼は自分の部屋に帰ると全身タイツ姿のキャプテン・ボニータに変身し、銀河連邦の秘密捜査官として汚染された地球を調査する・・・・・という妄想のもと、今日も隣家の若妻のプライベートを覗き見して股間を熱くたぎらせるのだった。
その近所には、家の周囲から室内までゴミだらけで壮絶な臭いを放つゴミ屋敷があった。その家に住む主婦の
佐藤良枝
。このままでは自分が壊れてしまいかねない、そんな時に街でスカウトに声をかけられた良枝は、自ら進んで熟女系のAV女優としての仕事を始めていた。 一見無関係に見える6人のダメダメな男女の運命が、少しずつ交錯していく・・・・・。
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たぴおか的コメント
ついに出ました、今年最初の観たことを深〜く後悔させられた作品。『パコと魔法の絵本』はともかく、『嫌われ松子の一生』といいこの作品といい、中島哲也の脚本とはどうやらかなり相性が悪いらしい。「金返せ」とは言わないが、無駄にした時間を返して欲しい(って、その方が無理だってば)。『ララピポ』の意味も結局わからずじまいだし、私には悪ふざけの過ぎるお下品な映画だとしか思えなかった。
成宮寛貴の軽〜いいかにも軽薄そうなノリはいい。そして、彼の悪魔のような誘いにまんまと乗せられてしまう智子を演じた中村ゆりの可愛さもいい。が・・・・・原作にはなくこの作品のオジナルキャラクターらしいキャプテン・ボニータは・・・・・一体、ありゃ何だ?冷静に考えてみると、彼の存在だけが他とは際だって浮いているのがよくわかる。なのになぜ、敢えて原作にない彼を登場させたのか?この作品の意図を理解できない私にとっては、その答えなどわかろうはずがない。