評     価  

 
       
File No. 0929  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年02月28日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   アンジェイ・バートコウィアク  
       
上 映 時 間   97分  
       
公開時コピー   私は負けない  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   クリスティン・クルック [as チュンリー]
マイケル・クラーク・ダンカン [as バイソン]
ニール・マクドノー [as ベガ]
タブー [as バルログ]
クリス・クライン [as ナッシュ刑事]
ロビン・ショウ [as ゲン]
 
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あ ら す じ    優しい両親の元に生まれ育った中国系の少女春麗。ピアニストを目指す一方で父からは中国憲法を習う、そんな幸せな暮らしがある日一変する。裏社会を牛耳る謎の組織“シャドルー”の首魁ベガが差し向けたバイソンらによって、父が拉致されてしまったのだ。
 月日は流れ、美しい女性に成長した春麗のもとに差出人不明の郵便物が届く。中身は、古い中国語で書かれた絵巻物だった。自分には読むことができないその巻物が父を探す手がかりになると直感した春麗は、とある古本屋の女主人からその巻物は春麗に向けられた助言だと告げられる。そして、女主人はさらにバンコクにいるゲンという男が春麗を導いてくれると言う。ゲンに会う決意をした春麗は、慣れ親しんだ邸宅を出て単身バンコクへと旅立った。
 頼る者もいないバンコクでひたすらゲンを探す春麗は、ある夜チンピラに暴力をふるわれる老人を助けるが、自らも力尽きて意識を失ってしまう。そんな春麗を助けたのは、彼女が探し求めていたゲンその人だった。意識を取り戻した春麗は、父が“シャドルー”に監禁されながらも生きているとゲンから教えられる。そして、“シャドルー”と闘い父を救い出すために、ゲンのもとでの修行が開始されるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    映画の日で1,000円だったらいいか、ということで劇場へ行ってみた。尺が短めで、ストーリーも下手に凝ったものになっていないのが逆に幸いしたようで、まずまず及第点を付けられる出来だった。内容はジャッキー・チェンのモンキー・シリーズの女性版といったところで、春麗がゲンの元で修行を積んで父を奪ったベガに闘いを挑むというもの。ベガのキャスティングには正直ゲームのキャラクターとの違和感アリアリだったが、それ以外は春麗、バイソン、バルログもイメージを壊さないキャラクターになっている。
 やむを得ないこととはいえ、残念ながら肝心の春麗のアクション・シーンは大部分がCGだと思われる。中国雑伎団出身でもない限りあのアクションを実際にこなすのは無理だろうから、クリスティン・クルックの可愛さに免じて許す(←偉そうに言うな)。そして、バイソンはともかくバルログは弱すぎ(笑)。ラストでは、「日本にリュウという使い手が・・・」と次作を示唆するような台詞があり、リュウだったら観てみたいような気もするし、どうせならすべてのキャラクターを登場させて欲しいものだと思う。ダルシムやブランカなんかを主人公にしたら、笑いどころ満載の作品になるのではないだろうか。まぁ、次作が制作されるか否かは、この作品のヒット如何によるのだろうけど。