評 価
File No.
0978
製作年 / 公開日
2008年 / 2009年05月09日
製 作 国
アメリカ
監 督
オキサイド・パン / ダニー・パン
上 映 時 間
100分
公開時コピー
暗殺成功率:99% 完全無欠の暗殺者、ジョー。
唯一のミスが、全てを狂わせていく。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ニコラス・ケイジ
[as ジョー]
シャクリット・ヤムナーム
[as コン]
チャーリー・ヤン
[as フォン]
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あ ら す じ
完璧な計画、痕跡の隠滅、契約の遵守という“殺しのルール”を自らに課す、完全無欠の冷酷な暗殺者
ジョー
。仕事ごとに雇うアシスタントすら最後には殺してしまう非情さで、完璧なまでに請け負った仕事を成功させてきたジョーだったが、自らの能力に限界を感じる前に引退することを考えていた。そんな矢先、とある犯罪組織からジョーに4件の暗殺の依頼が入る。それは、彼にとって引退の花道を飾るにふさわしい大きな仕事だった。
仕事の依頼先であるバンコックに降り立ったジョーは、いつものように使い捨てが可能な地元のアシスタントとして
コン
を雇う。そして、一件目の依頼をいつものようにこなしたジョーは、ドラッグストアで働く聾唖の女性
フォン
に惹かれてしまう。フォント過ごす時間に警戒心が緩んだか、ジョーは本来使い捨てとして雇ったはずのコンに、本当のアシスタントとして自分のテクニックを伝授するようになる。
2件目、3件目の依頼も完遂したジョーは、最後の依頼のターゲットを知り、かつてない違和感を覚える。3人目までの悪党と異なり、4人目の標的は人々から信頼の篤い善良な政治家であった。それでもこれが人生最後の仕事と迷いを振り切り、引き金を引こうとするジョーだったが、その時既に完全無欠であったはずのジョーの仕事に狂いが生じていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
ニコラス・ケイジが冷徹な暗殺者演じるアクション作。決してつまらなくはないが、かといって特筆すべき点もなく、無難に平均点を稼ぐ作品に落ち着いている。
暗殺者が任務に失敗したら一転して自らがターゲットと化してしまうのは、作品中でも語られている通りで、だからこそ暗殺者は身近に親しい人間を作ってはならず、仕事のパートナーはいざとなれば容易に切り捨てられる金のみを介した関係でなければならない。その鉄則を破ったジョーは、既にその時点で衰えていたということなのだろうか。
いくら凄腕のスナイパーであっても、2人の人間を守ることは不可能に近い。そして、通常敵から狙われるのはか弱い女性というのがお約束で、この作品でもフォンが狙われるのではないかと気が気でなかったのだが、その点ではひと安心だった。が、結局身近に守るべき人間ができてしまったことで、ジョーは文字通り“バンコック・デンジャラス”に陥らざるを得なくなるのだ。
ラストには不満が残るものの、尺が100分と短めなこともあって、中身がしっかりと詰まった、最後まで飽きさせることのない展開には好感が持てる。