評     価  

 
       
File No. 0991  
       
製作年 / 公開日   2008年 / 2009年04月04日  
       
製  作  国   香  港  
       
監      督   チン・シウトン  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー   王女の剣が国を救う、真実の愛が王女を救う  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ドニー・イェン [as 雪虎]
ケリー・チャン [as 燕飛児]
レオン・ライ [as 段蘭泉]
グオ・シャオドン [as 胡覇]
 
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あ ら す じ    戦国時代の中国。趙国との戦いで瀕死の重傷を負った燕国の王は、後任を将軍雪虎に任せると告げ、王位の象徴である飛燕剣を王女の燕飛児に託した。それを不満に思った王の甥である野心家の将軍胡覇は、王にとどめを刺した上で、自らが後継者になろうと目論んだ。
 重臣たちは王の最後の言葉に従い、王位を雪虎に継がせようとするが、雪虎はこれを拒み王位継承者に飛児を推した。重臣たちもこれには納得し、自らが王位に就こうとした胡覇とその一派も渋々従わざるを得なかった。しかし、それでもなお王位に執念を燃やす胡覇は、飛児の暗殺を謀り刺客を放つ。刺客から逃れようとする飛児を毒の塗られた吹き矢が捕らえるが、絶体絶命の彼女を救った者があった。山奥でひとり隠遁生活を送っていた段蘭泉だった。
 蘭泉の治療を受けて回復していく飛児は、次第に彼に淡い恋心を抱くようになる。やがて飛児の傷は完治し、蘭泉の元を去る日が訪れる。蘭泉に送られて燕国へと向かう飛児を迎えに現れたのは雪虎率いる一団で、そのとき蘭泉水は初めて飛児が燕の王女であることを知るのだった。
 国に戻った飛児は、休む間もなく燕へ攻め入ってきた趙国との戦いに赴く。不利な状況を覆して戦いに勝利した飛児は、戦いで出兵を拒んだ胡覇ら一派を追放した後、自ら王位を放棄して蘭泉水の元へと向かった。蘭泉と共に暮らす日々は、飛児にとっては何よりも心の安まる穏やかな日々だった。けれどもその一方で、燕国では胡覇らがによる謀反が勃発し、重臣らはすべて殺されて雪虎が孤立無援の状態に陥っていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    確かエンドクレジットでは3番目に名前が載っていたはずのケリー・チャンだが、作品の内容は誰が観ても彼女が主役だ。可もなく不可もなくといった感じで特に強く印象に残るシーンもなく、1ヶ月たったら記憶から消えてなくなりそうな、そんな作品だった。尺が95分と短いのにあれもこれもと欲張って詰め込んだような構成が災いしているようで、もっと一点に絞り込んで描くか、でなければ尺をもっと長くするべきだったように思える。
 8年前に『冷静と情熱のあいだ』で観て以来、ケリー・チャンという女優にはあまり好感を持てずにいたのだが、それはこの作品を観ても変わることはなかった。確かに美人だとは思うし、どこが気に入らないのか?と尋ねられても返答に困るのだが。