評     価  

 
       
File No. 1018  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年07月04日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   アンディ・フックマン  
       
上 映 時 間   98分  
       
公開時コピー   それは、何処にあるのか・・・?  そこには、何が隠されているのか・・・?
この映画で観たものは、決して語ってはならない・・・。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ドウェイン・ジョンソン [as ジャック・ブルーノ]
アナソフィア・ロブ [as サラ]
アレクサンダー・ルドヴィグ [as セス]
カーラ・グギーノ [as アレックス・フリードマン博士]
キアラン・ハインズ [as ヘンリー・バーク]
トム・エヴェレット・スコット [as マシスン]
クリストファー・マークエット [as ポープ]
ゲイリー・マーシャル [as ドナルド・ハーラン博士]
 
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あ ら す じ    ジャック・ブルーノはかつてその卓越したドライブテクニックで裏社会に雇われていたが、服役を終えた今タクシードライバーとして地道な生活を送っていた。ある日彼は、セスサラと名乗る、10代の兄妹を乗せる羽目になり、2人に方角だけを言われるままに走ることとなった。ところが、彼のタクシーを追って数台の車が猛追してくると、兄妹は特殊な能力を使って追っ手を撃退してしまった。
 目的地に着くと、2人はジャックに法外な料金を支払って古びた小屋へと入って行った。ジャックは多すぎるチップを返すべく小屋へと2人を追って入るが、そこで見た物はあまりに想像を絶する光景だった。そして彼は、2人が異星人であること、ある目的があって地球に訪れたが、一刻も早く自分の星に戻らなければ地球が攻撃されることことといった、2人の話を信じざるを得なくなる。手助けが要ると考えたジャックは、先日タクシーに乗せた異星人の研究家・アレックス・フリードマン博士に会うべく、ラスベガスへと向かうのだった。
 ベガスでアレックスに会ったジャックは、2人を彼女に引き合わせて協力を取り付ける。そして、国家機密に詳しいというドナルド・ハーラン博士から、2人が乗ってきた宇宙船が隠されているのはウイッチマウンテンしかないとの情報を得る。2人を追う異星人の暗殺者や、2人を研究対象として捕らえることに躍起になっている特殊機関のヘンリー・バークらの追っ手をかいくぐり、ジャックはアレックスと共に2人をウィッチマウンテンまで送り届けることができるのだろうか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    1975年に制作された『星の国から来た仲間』のリメイク版。主演は『ハムナプトラ2』でスコーピオン・キングを演じた“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンで、そのためかアクション色が強い作品になっている。私にとってはそんなことはどうでも良く、この作品を観た目的はズバリ、アナソフィア・ロブ以外の何物でもなかった(笑)。『テラビシアにかける橋』ではショートカットで悪戯っ子的なイメージが強かった彼女だが、この作品ではロングのストレートヘアが印象的で、この娘は美人になるという期待を裏切らない成長ぶりを見せてくれている。
 そんなわけで、彼女を観られただけで充分満足なのだが、作品自体もディズニーとあって家族揃って観られるように配慮したためか、マニアック色のない娯楽作という作りに物足りなさを感じるものの、決して退屈するような内容ではなかった。最初は迷惑そうにしていたドウェイン・ジョンソン扮するジャックが、なぜかお人好しも度が過ぎるくらい自ら進んで兄妹に関わっていくのは滑稽だが、やがて2人との間に絆が作られていく過程につられてつい引き込まれてしまう。ラストの別れのシーンで、サラがジャックに飛びついてハグするシーンが印象的だった。ただ、コピーの「この作品で観たものは、決して語ってはならない」というほど衝撃的なエンディングが待っているわけではなく、その意味では少々物足りなさを感じてしまうのも事実だ。